色面の色
ついつい先を急いで細かい話に行きそうになります。 ひとまず1日の図面に帰ることにしましょう。
(色面)
立方体は、6面の正方形の集まりですが、各面は、四隅の(原)色が染み出だしたような色模様になっていて、これを(色面)とします。
表面では、軸の高さが一定(最高)なので、色面名は軸名を宛てます。
軸(色)の探し方は、 *、まづ四隅の色を見て白または黒を探しましょう。*、(白または黒)の斜め向うの色が、軸(色)の名前になっています。
図のように六つの色面があり、四隅の色は決まっています。
赤(R)面、(白ー茜ー赤ー黄ー)。 空(C)面、(黒ー青ー空ー緑ー)。
緑(G)面、(白ー黄ー緑ー空ー)。 茜(M)面、(黒ー赤ー茜ー青ー)。
青(B)面、(白ー空ー青ー黄ー)。 黄(Y)面、(黒ー緑ー黄ー赤ー)。
なお、この立体は同心立方体で、中心に向かって(少し小さい同色相の)色模様が、積層になっています。
(色グループ)
この立方体の表面が(田の字)型になるように(前後左右上下)切り分けると、八つの小立方体になります。
一つの頂点が原色で、周りはよく似た色が取り巻いています。 この立体の色を纏めて、8つの(色グループ)とします。
この小立体の軸は3方向で、ここの色は3つの軸値で表されます
← (グループの色の名は(どれも同じ3文字です ←12.01 の表で確認して下さい)
(色面の色模様)
Y面を例として(右上の図面)出しましたが、 色面では、四隅の色が沁み出したような色模様になっていて、(赤と緑)および(黒と黄色)が鬩ぎ合っているように見えます。
しかし、よく見ると、夫々の色は、中間(斜め)の線よりも少し向こうにハミ出しているように見えます。
そこで、左上の展開図を調べると、隅の色は、斜め線の(2/3)迄で、補色に入れ替わっていることが分かります。
だから、正確な色の配分は(右下の図)のようになっていました。
(原色も4色の合成)
右下の図は、B(青)面の図ですが、周囲に(色度)を描いて置きました。 例えば
上の空色の場合、白度が1、緑度が1、青度が1、空度が3、です。
左の白色の場合、茜度が1、黄度が1、空度が1、白度が3、です。
下の茜色の場合、青度が1、赤度が1、白度が1、茜度が3、です。
右の青色の場合、空度が1、黒度が1、茜度が1、青度が3、です。
上の例は(すべて原色の場合ですが)、色の組成は、自分の色が(50)、残りの(50%)を他の3色が埋めていることに気付きます。
← 旧来の色彩学の説明で、原色は(他の色の混合では)作り出せない色、でした。