色面と色名 


 色面と色名
・・愈々師走、 もう一とふんばりして・・最後の「立方体の実際の 色配置とその効果」で、本講を終えるコトに したいと思います。
 (LMSの3値) 
 これまで何度も言って来たように、錐体センサーの働きについてさらに検討をすべきですが)、一応(Sセンサーは昼夜の区別で、LとMは色関連だがお互いには(独立)別種のデータとします。
 このデータは、どれも一定の時間を区切って集められた散発的なデータで(移動平均と偏差値)の形で集められたモノです。

 (四軸八色の立方体)
 このデーの3値を、直交三軸型の座標に配置して、色が決まるのですが、・・全てのデータ値が埋められた場合の空間範囲が、色立方体になる・・と言うコトです。
 ← 立体については、これまで何度もお見せしている(工作したので、手元にあるハズ)です

 (色名について)
 色は(各自の 心に感じるモノ)ですが、色の(種)別を、自分用に整理をしたり、人に伝えるためには、色に名前を付けて区別しなければなりません。
 色名は、実際には大昔から動植物の姿や色(きつね色、桃色など)や天然の現象などを割り当てて使ってきました。
 近代になって科学や工業などが進み、(モノの色名で追い付かず)、系統的な色名や数理的な程度など・・が正確に求められるようになってきました。

 (数理的な色表現)
 現在の色彩学では、「色」について、色とは何なのか(原因)?・・、や(方式・種別・程度・・・など)何一つ、正しく決められたモノ(ルールや基準)は全くナク(各業界団体などが、自分達の都合で勝手に決めている)のが実情です。

 さて、皆さんには、以上を承知して貰った上での話ですが・・これから(YKカラー)についての話を進めるコトにします。←(ヤヤコシイコトを言わせるネ)

 (立体の表面)
 色の立方体は、直交3次元の座標の軸値をすべて埋めた「立方体」  と言うだけで・・特定の色方向など・・は出していません。
 今かりに上の写真のように置くと(手前がY面)です。    仮に上の稜線切り開き、続いて頂点から左下へ、・・と切り開くと(すぐ左のジグザグ型の展開図(中の図)になります。

 (色面)
 立体の表面を色面と言います、この立方体の6面は、(上図のジグザグを左から右へ左へでは)R面、M面、B面、C面、G面、Y面、となっています。
 (色面の見分け方)は、まず各面で(白色か黒色)を探して、その対頂角の色を求めると、その面の色名になっています。
 例えば(左端の場合上端が白で、真っ直ぐ下に下がってくると赤(R)色なので、ここはR面です。
 (R面はRの値が一定)R面では、どの位置のグラフ座標の値を取ってもR軸上の高さは一定(表面の場合は最大)です ←(色面の高さが色彩度です)

 (色面は三角錘)
 今立方体の頂点(8)と立体の中心点を結んで下さい。各面を底面として、中心を頂点とする四角錘(ピラミッド型)が出来ます。 
 同一高さが面なので、底面に平行な色面が多数出来て(色彩度が異なります)、このピラミッドは色彩度の異なる色面の積層で出来ています。
 6面を集めると立方体なので、元の立方体は、大きさが異なり、色彩度の異なる立方体が同一中心で重なった(同心立方体)だったのです。

 (色面を上から見た図)
 左側の6面は、色面を、その軸方向から眺めたものです。面の中心(は色面名です)から十文字に出ているのが、その軸度の高さです。

 (グラフ座標を色名に)
 色の名を系統的に正確に表すために「座標位置を其の侭ま色名に宛てる」コトにします
 (例として、上図の左下の角付近の色について、
  *、 6面のうち、左下は(C面)です。
  *、角付近の(YG域の下寄り)の位置なら、(→)は、(G方向)です。
  *、  同様ですが   (G)矢印より少し(Y)方向に寄っています。
 グラフ座標は、(C)軸の高さ(10)、(G)軸の高さ(8)、(G)軸の高さ(6)、になります。 ← 軸は数値の大きい順にして下さい)
 
 (同一色名の範囲)
 中心を通っ面を田の字型に分割すると、この範囲内は、数値程度が異なりますが、3文字が同じで、同一の色(グループ)とします。