鳥ナビについて 

 

 前回の「鳥ナビ」の話は、「面白いからもっと詳しく知りたい」人と、「旨く出来過ぎで(マユツバ?)だ」と言う人があります。
 「マユツバ」大いに結構!・・、物理学は物事の理由を説明する学問です。
 ←(疑問を持つのは大切です、常に疑問の心を忘れないようにしましょう。そして「現在の色彩学に疑問を持って、考えて下さいネ)

 (鳥ナビの原理)
 *1(時間について)、私達は昼(夜)行性の動物で、夫々の(体内時計)のリズムで、寝起きをして動いているようです。
 この時計は、昼夜の明暗や(太陽の迎角度)で更生されています。←(3月以上合わせないと完全に狂うようです)

 *2(南北方位について)、 カーコンパスは、丸い球体(お椀)に磁石を浮かべたもので、地球の極方向を指示します。 ←(指針は、本当は北極方向を指して沈み傾きます、水平に見えるように、予め錘を付けて緯度調整しています)。
 だから、磁石からは、方位だけでなくその土地の緯度が示されます。
 *3(東西方向)、 〜は、重力の垂直と磁気の方向で、東西の向きは出ます。正確な経度(東西の違い)は、太陽の正中時間から割り出せます。←(船舶ではジャイロコンパスで(地球が東方に沈む)のを指示させていました。

 (波の原理)
 まず太鼓を叩くと表面の皮が凹みます、その場所の空気は(負圧)になり中心方向へ動こうとします。 反対面は外へ向かって動こうとして(+)の圧力になります、だからここの空気は太鼓の周りを回って、叩かれた面の空気を埋めに行きます。 つまり表面は空気圧力の変化ですが、胴体の周りは空気の移動です。 この圧力と空気の移動方向が順次入れ変わって波が続くのです。
 (以前に電波の話で「矢羽根の絵は要らない」と言いましたが、(ココで使いました、訂正します)

 (宇治電の法則)

 まず高校物理の電磁気で、「発電機と電動機(モーター)」の説明を参照して下さい。 電磁波の原理は(詳細に説明すると大変なので)ごくゴク簡単に説明します。
 (モータの原理)、 磁気(界)がある所のコイルに、電流を流すと運動力が発生して、コイルを移動させようと力が働きます。
 (発電機の原理)、 磁気(界)がある所で、コイルを動かし磁気を切断すると、起電力が発生して、回路に電流を流そうとします。
 電波はこの3者が絡み合って(ジャンケンポン)飛んでくる、と思って下さい

 以上、電気や電波の変化は(必ず)この3者 {運動(ウ)、磁場(ジ)、電場(デン)} の状態の変動(入れ替わり)で起こるので(この3者は、常に切り離せない関係が有り)電気では、最も基本的なルールなのです。
 ←(京都の宇治電は、琵琶湖から水を引いた、日本最初の水力発電所です)。

 (電波の偏波面)
 皆さんの家のTVアンテナは、水平のアンテナ棒が、放送局に向かって並んだ構造ですが、警察や防災無線では、アンテナが垂直に設置されています。
 ← (昔のポータブルラジオは、ボデイを回転させて電波の方向や偏波面による感度調整をした)
 以前に偏光レンズの話をしましたが(9.28)これも電波も同じ偏光(向)面の話なのです。
 この偏光面は、一般の電波通路(山や川)を越えた程度では変わらない、とされますが、(Lセンサーを水平に電気感度、Mセンサー垂直に磁気感度にすることで)大気層の屈折や磁気の影響を観測出来そうです。