視覚の発達


  ★★★  一昨日(7日)の記事内容は、手違いにより(6日)の原稿の再掲でした。★★★
 気付くのが遅れたので、7日分はナシで(取り消し)にして下さい。(スミマセン) 
 さて「色画像や色の構成など」の話しに進もうと思うのですが?・・いま一つ旨く進みません、 何故か?と見回すと、やはり「視覚の始まり」の話が抜けたからでした。

 (視覚の発達)
 私達、地球上の生命は(動・植物・他)すべて、太陽からの光エネルギーを(直接間接に)受けて生活をしています。 とくにこの「光の取込み・利用」の仕方が、種別の進化に大きく関わってきたようです。
 * 原生動物の一種「アメーバ」は、光を感じると水面に上がり、暗いと沈んで、光(明暗)を感じて動きます。
 * これらの生命体も徐々に進化して(検知感度を高く・光の方向も察知する)ように(視覚の能力)を上げて行ったようです。
 * 土中に住む環虫類のように、目を持たないものもいますが、空中を移動する昆虫類は、次次第に能力を上げて
 * トンボの目玉は、複眼で(多数の望遠鏡を放射状に並べた構造)で、昆虫など空中を移動するようになると、立体空間を捉える立派な目を持つようになります。 
 * トンビは、上空高くから小さな虫の動きを捉える鋭い眼を持つし、鳩などは帰巣本能(ナビゲーション)を持つなど、また、魚もゆらゆら動く水中でもモノを見分けるなど特殊な能力(動態視力)を持っているようです。
 * 人の目も、カメラ方式でレンズを持っていますが、頭脳による観察データの事後処理が大きな特徴です。
 * 植物は(目)とは言いませんが。向日葵はじめ他の花も色や形で虫を呼んで光りを利用し、何より総ての植物が葉緑素光合成を行っていました。

 (人の視覚)
 視覚と(聴覚・味覚・嗅覚・聴覚・触覚)を合わせて五感と言いますが、これら、身を守り生活す上で必要な能力・感覚で、自然から人類に授けられた物です。 
 中でも視覚は、他の直接的な不可欠な身体感覚と違って、「キレイな色や好きな色」のように(情緒や心理など)少し贅沢な余裕を持った感覚で、人によって多少の違いがあるようです。

 (カメラ方式)
 人の目は、レンズや網膜を持ち、殆どカメラと同じ構造になっています。 今少しカメラとの比較をしてみると、* レンズが小さく(数ミリ)、構成は一枚の単レンズ、ズーム・ピント・絞り・シャッタ・・どれをとっても中途半端で、カメラには到底かないません。
 しかし、人の目は、事後のデータ処理で。これらの欠点を総てカバーして(必要な補整や調整を加えて)辺りの情景を、ほぼ完全な「動画像」として、見せてくれます。

 これまでの学習や研究は、色の比較や構成の話しばかりで、視覚(目)の本来の目的からは、少し外れていたようです。 ← たまにはこんな頭休めも必要です(失敗の弁解デス)