光が色になる 


 光りが色になる

(旧色彩の色感覚)
 旧色彩では、昔からの色操作(絵画や染色)などから、色を(色素)の集まりと考え、 色は大昔から天然自然に(物体の表面に分布)していていた。 と考えるのです。
 (物体表面は、太陽からの光を選別(反射や吸収)するので、この(反射率)の違いが、色として見える、とするのです。
 だから旧色彩では、物が在れば物体表面が色(光)を光を反射して、色(素)が見えるのだから、(色や物の配置)は予め決まったもので、人(や動物虫なども)単にその(光りを見ているだけで・・)(個々の色別や体系、相互の関連)などは、予め物の配置で決まっている・・とするのです。

(新色彩の色感覚)
 私達は、このような旧い色彩感「現行三原色(色素や色帯域)説」を捨て、 「光りに色は着いてイナイ(ニュートン)」の観点から、・・色の原因や新しい色体系など・・を探ってきました。
 私達は従来のような「色を既存のモノ」と考えず、太陽からの光が地球に到達してから、空気による散乱を受け、さらに物質の表面での(吸収や散乱)で、光の状態は色々に変化するので、その状況を(色の種別)で報告してきたのです。
* 光りに色は着いてイナイ。光に三原色(々光)などの物理的な種別はナク、三原色に見える色感覚(スペクトル)は別の原因による、と考えます。
* 近年の解剖医学の発展によって、目の(カメラ構造)が明らかにされ、中でも網膜の4種類の光センサーの働きが注目されます。 ←(桿体は数多く明暗に関係スル、錐体はLMSの3種類があり、色に関係スルが詳細不明です)
* センサー情報は、神経系で頭脳(視覚処理システム)に送られ(一定の処理を受けて)利用可能な情報(データ)に変換されて返されます。
* このときの情報出力で、近辺の物体などを分り易く示すために(8種の色方式)が採用された、と思われます。

 (センサー感度)
 旧色彩では、可視光範囲を3分割した(色光)を考え、その信号を三原色としたのですが、
 私達は、目のセンサーが光の状態を観察し、その情報を解析し、その結果を「色」で報告してきたモノと考えます。
 だから旧色彩の(演色性)のように、光の状態(3色光の強度)がすぐに色になる、とするのではナク、その時の光の状態(波長分布(傾斜度)や光の強度など・・)を解析下結果が、色(画像用の情報)として報告される、と考えます。

 (可視光域内の分布傾斜)
 光の範囲と言うのは非常に広く、太陽光など(熱擾乱光の場合でも(およそ三原色分割帯域のような狭くはナク、可視光線範囲を遙かに超える拡がりでした。
 したがって、三原色に見える色帯域というのは、(可視光線範囲を超えて)青色光の範囲は、紫外線領域から〜、赤色範囲は赤外線領域から〜、緑色域は、従来の可視光線範囲(青緑赤)の全域を完全に含む範囲、ということで、従来の可視光線範囲を遙かに超えるものです。
 ← この辺りの(色温度による光分布と可視光線範囲の分布傾斜など・・)については(9〜10月頃)の説明を参照して下さい。

 (目の働き)
 人の目は目前の景色を、丁度カメラがレンズを通してフィルムに小さな画像を作るように、目の網膜も縮小画像を作って、それを詳細に観察し解析をを行っています。
 この小画像は(30〜100枚/秒)程度で塗替えられる「動画」で、(一般的な単片の静止画)ではありません)
 現在のテレビやビデオなどの動画方式は、このように、大量の(少しずつ変化した画像を連続映写をして動画に見せていますが・・、それこそ膨大な情報量の処理に追付かない・・のが実情です。
 この点で、私達の「目や頭脳の(視覚)システム」は、まさに桁違いの(情報処理)を(破綻することもナク)見事にやってのけている・・と言うことです。

 私達の目が、どのようなシステム方式(色の配置構造も含まれる)になっているのか?・・ 大変なことですが、順を追って調べて行クことにしましょう