色は方向と長さ 


 (色は方向と長さ)

 「色が分らない審判官」なんて(迷惑この上ない!)話です。 このままでは(特許)を発案した(筆者自身が利用出来ない)コトにもなり兼ねません。
 さて、〜 道草が長くなりました、もとの「色配置の話」に帰りたいのですが・・

 「色の話」がナゼこのように混乱するのか?・・、ということですが、それは
 ≪ 現在色彩学(の思考)が昔のままで停滞して、現在の(科学や技術)レベルに全く追い付けてイナイ≫ からです。 過去の誤りは、隠さず素直に訂正し、新しく学習する勇気を持って下さい。

 (色とは何か)
 改めて、「色とは何か?・・」と問い直します。 なかなか「明確な答え」は返って来ない、とは思いますが・・(先の審査官のように「間違った答えを押し付ける」のは止めて下さい。
 三原色説の「色素論」や「帯域色光論」や「加減法混色論」・・などは、明らかな間違いでした。 
 (本当は何もワカラナイ)
 では、何も残らない!・・。 そうです、現在の色彩学では、これが正しいと、検証し決められたモノは、何一つ無いのです。 どんな理論「みんな投げ出しの言い放し」で、統一的な扱い規則(ルール)はありません。
 だから何かを説明しようとするとき、その目的や扱い範囲を明らかにし、用語などは一々定義して使用しないと混乱を招く元になり兼ねません。(残念なコトですが、充分注意をして下さい)

 (色はイロイロ)
 先の審判でも、「色の定義」がナク議論が混乱して、本題に入らぬままに終了しました。
 昨日の話しですが、筆者は、 ≪ 特許願の明細書の
 *【0003】で、・・この(RGB立体)では基点Oが黒色で、他の7つの頂点はそれぞれ赤色・・白色を示し、6つの面はそれぞれ四隅の色が沁み出して混合したような色模様になっている・・。
 *【0011】で、・・なお、(YKカラー立体)は、(上のRGB立体)と同様の構成を有しているので・・省略する。≫ となっています。
 以上のように筆者は、「YKカラーとRGBと同じ色並びだ」が、 ≪【0006】(色の)課題を解決するための手段として。座標基点設定手段と色座標設定手段を備える ≫ と明記して、「色の並びは同じでも、両者の座標扱いの違いで、課題が解決出来る。・・としています。
 つまり、立方体の色は、表面的に同じに見えても、座標扱いの違いで「色の性質が変わり、種別が異なる」ことを、言ったのです。
 
 (色名や色位置が色ではナイ)
 審判官は、RGB立体の角位置を(bk.r,g,b・・)と名付けてから(スケール変換)したら・・3軸端の色(黒、赤・・)になった?? と訳のワカラヌことを言っています。 が、要するに、色にどんな名前を付けても、一つの位置だけで色を表すことは出来ません。←(色には方向と長さがアル)
 色を指定(確定)しようとする場合は、まづ、その色がどのような色体系(空間)のモノなのか、を明らかにしてから、(3次元の場合は)そのベクトル(基点からの方向と長さ)として表されるモノです。
 (色名で色を表す)のは、色環方式が1種類だけだった、大昔の話です。 

(色とは何のぞや)
 そうそう、「色とは何?」ということでした。 色は、自然によって身に付けられたモノで「熱い!」や「痛い!」などと同様の感覚の一つですが 、明暗は、目が光を受けて、明るい暗いなどの状態を表すのに対して、色は複雑な状況を多くの色で表す、少し高度な動作をする感覚のようです。

 今日の図面では、色(どこからどこへ)を正しく表せたモノはアリマセン