波の物理
(本当の三原色光)
旧色彩学で(色の原因)は、物体表面にある三原色(赤.緑.青)の色素が、太陽光の色光(帯域)を返すので、人の目がそれをキャッチして色が見える・・とする、いわゆる「三原(色素・色光)説でした。
しかし、これまで見てきたように、可視光線範囲を3分割した色光の波長帯域では余りにも狭く・・(お話にならず)、
実際の光分布からは、紫外線域(青)、可視光範囲(緑)、赤外線域(赤)の三原色域と見る方がヨイ・・ことになりました。
(光物理は難しい?・・)
(旧色彩学の開祖(ニュートン)は、太陽光の分光実験結果を示しただけで、難しいことは何も言っていません。 → 「光に色は着いてナイ、色は別の原因」と言っていたのに、(後世の人は誰も聞かずに) 色彩学を混乱に導き、ムチャクチャに壊したのです。
勝手な理屈をコジつけて・・、正しい理論や実験を放棄して(世界中をダマシ続けた)後世(現代)の色彩学者達です。 正しい科学が理解出来ない(間違った物理を押し付けて、混乱を招いた人も同じ)人達には、早々に引き揚げて貰いましょう。
← (宇宙光学・遺伝子・電子情報工学etc・・の発展に較べて、色彩学は17・8世紀から進んでいない(退歩)ばかり・・情けナイ)
事実として遅れたものは(早急に取り戻すしか)ありません。
さて、これから「色の構成」へ話を進めたい所ですが・・、これまでの話(色の原因)を振り返ると・・、従来からの私達の「光と色」に対する認識や感覚が(間違いで)、新しい世界には(全く通用しないモノ)でした。
これまでの色彩関係者は、余りにも「物理オンチ」で「事実(物理)を無視し、ご都合主義でお粗末だった」と思うのです。
→ (失礼!私もチョボチョボの同類項でしたが)
これから「光りや電磁波の基本」について(今一度見直し)をすることにしましょう。
※※※ 光(電磁波)の基本について ※※※
標題や光物理の話しを出すと、途端に逃げ出す人が多いのですが・・、物理は決して難しいモノではありません。学校時代の授業や試験が、点取り主義の計算問題だったからで・・、本来の物理は、物事の原理やそこに通じる法則を明らかにして、旨く利用して行く、楽しいモノ(科学)なのです。
物事には順序があります。物理学などでは特に、簡単なことから次第に複雑な事象へと正しく順序を踏まないと理解出来ないような事柄が多くあります。
イキナリ「光(電磁波)」と言われても、見ることも触ることも出来ないので、中々理解し難いものです。
身の回りの(水や音などの波)を理解してから、電気の波を知り、光を考える・・と、順序を追って行くことにしましょう。
(波とは何か?)
読んで字の如く、シ(さんずい=水)だから、池や海の水の表面の凸凹のこと・・、で正しいのですが、
「波」と言う言葉は、空気や地面の振動(音や地震)以外に(電気や光も波)とされるし、寒暖の周期や物事の上下や大小など・・色々のものが「波」として扱われています。
(周期波)
池に石を投げ込むと、水面に波が起こり周囲に拡がって行きます。
小さな木片が浮いているとして、詳細に観察すると・・図のように
*、中心の水は上下に動くだけですが。
*、その上下動は周囲に伝わり、円形の波となって、次第に遠くへ拡がって行きます。
*、ある方向への断面は、図のような波型で、サイン(正弦)波と呼ばれます。
*、波の(形はその侭)で、移動(拡がって)行きます。これを波の速度が秒速(○○メートル)で表します。
*、木片の上下を詳細に観察すると、図のように円形に動いています。
*、木片(波)のある位置から一と廻りして同じ位置まで戻る時間を(周期)と言います。
*、同様に、木片が一と廻りする間に、波が移動した距離を(波長)と言います。
*、波の (波長) =(波の速度)/振動数 の関係になります。
*、1秒間に何回木片が上下(回転)するか、を振動数(周波数)と言います。
*、ある時の木片位置を基準に、波の変化を位相(回転角度)で表します。
※ → 波は形が移動したもので、水は震動(回転運動)しただけで、元の位置から動いては行かナイのです。(簡単なコトで、分かりきったつもりですが、重要な点なので、絶対に間違えないコト