色の原因

 

 色の原因
 (センサー感度のスケール)
 人の目は、いきなり光を受けると眩しくてよく見えません(安全のため)。 徐々に光を導入し、次第に感度を上げて(検知レベルを下げて)行きます。
 第2図は(センサー感度の図)ですが、(太陽)光の分布図に本図を重ねてスケールにします。 本図の凸型と分布図の重なり部分が、センサーの感度になります。
 だからこのスケールを、上から下へと移動させることで、(LMS)各センサーへの入力を調べることが出来ます。
 各センサーは、夫々の感度や曲線が微妙に違っていて、光の入力と感度出力は、特異な関係で、素直に比例はしません、 この絶妙な(帯域別の感度の違い)こそが「色の原因」だったのです。

 (各色とセンサー感度の対応)
 1、赤色 S感度およびM感度は少なくL感度だけが強力です。
 2、緑色 緑色域では(赤・青域が反転して)差し引きのように見えています。
 3、青色 L・M感度はナク、S感度が動作しいますが、低レベルです。
 4、空色 S感度とM感度(短波長側)が強力で、L感度がナク(昼間の太陽光)。
 5、黄色、S感度がナク(夜間灯火などで)M・L感度が強力です。
 6、白色、S及びL・M共に、十分の光量で感度があります。
 7、黒色、光がナイので黒色ですが、明け方は(高感度)Sセンサーで、空が青黒く見えます。