太陽光の分析

 

 太陽光の分析
 (単一波長では、色種に足りない)
昨日の話で、光の電磁波で(左図のような)「一定の周期(周波数・波長)のものはナイ」と言いました。 光の波長は(青色域380〜780nm赤色域)まで、ほぼ連続的な色変化をします。 単一の色光電波(固定波長)では、とうてい対応出来ません。 ← (色光電波の波長は、ほぼ連続的に存在する)のです。

 (太陽光の分析)
 太陽光の色は(赤から青へ)大雑把に見ると、ほぼ連続しているように見えますが、詳細に観察すると、(左図)のように、色んな波長のコマ切れの波が、数多く並んで集まったモノでした。
 物質が燃えるときは、特定の波長で光ります(輝線)、またその物質がガス状なら、光の通過時に特定の波長を吸収するので、その波長(暗線)になります。 太陽光のスペクトルは。この輝線(※)や暗線(フラウンフォファー線と言う)の集まりです。 ← (この波長は非常に正確なので、逆に波長測定に利用します)
※ 食塩を燃やすと黄色く光るのが(ナトリュームの輝線)です

 (熱擾乱による輻射)
 (中上段の図)は、熱擾乱(色温度)による、電磁波輻射の強度を示したものですが・・、発光源の色温度によって、輻射特性(波長と分布強度が一意に決まる) ← (三原色のように 帯域別の山形の特性を持たない)ことに注目して下さい。

(温度曲線とエネルギーレベル)
 光(電磁波)が放射されるのは、その発光部のエネルギーレベルが高くなったとき、低温特性の上に曲線部を付け足す形で、エネルギーを放出します。
 光はそのうち、エネルギーを失って行きますが、高レベル特性から順次低いレベル(低温度の特性)に移行して行きます。

 (光の粒)
 熱擾乱光の輻射特性が「色温度で決まる1本の曲線に限られる」・ということは、波長別の光が分布しているのではナク、一つ(粒)の光(電磁波)が、波長やレベルを変えながら(成長し消滅をして行く姿だ ※)と考えるのです。
 熱擾乱では、光の素子は(竹トンボのように)発光当初から(ピークの波長(回転数)や高さは)決められていて、それを過ぎると次第に(遅くなり)低温度特性に変わって行くのです。
 ※ ←(野球なら、ピッチャーの投球時の一瞬(初速)で、球種(ボールの進路)は、決められています)。