レーダー画像の原理 


 レーダーの原理
(レーダーの原理)
 皆さんは、天気予報などで(気象レーダーの画像)を見ていますネ。(実際のレーダー画像)は、円形のブラウン管に、半径状の矢羽根の光りがぐるぐる廻っていて、ときどき(ピカッと光る)だけで、実際には見難いモノです。
→ ※(この見難い画像を、放送用に(地図と合わせて、色づけたり・雨域の移動や積算の雨量を求めたり・・)見易くする開発を(実は筆者が始めた)のです・・( 閑話休題 )

(エコー)
 登山をした時など、向こうの山に向かって手を叩くと山彦(エコー)が返ってきます。このエコーを詳しく聴き比べると(近くの家からは早く、遠くの山からは遅く)時間差で到着しています。
 レーダーははじめ、敵の飛行機の侵入を察知するために、このエコーの原理を使って開発されたものです。
 最初に飛行機に向かって短時間の短いパルス電波を発射します。飛行機の機体は金属なので、このパルス電波を跳ね返す(反射)ので、帰り電波を到着順に並べる(A表示)と、発信地点から飛行機までの距離を知ることが出来ます。

(PPI表示)
 回転位相面表示(Plane Phase Indicater)ということで、船舶や飛行機などから、ある方向に電波を発射して、その方向の物体や障害物を探知します。 次に方角を僅かにずらせて同様の作業をします、更に同様に・・・と繰り返すことで、(このデータを円形に並べると)地図模様(陸地や島、船・・など)が出来上がります。
 (先の、同期型の画像の、水平に並んだ信号を扇型に並べた、と考えて下さい)

(実際のレーダー)
実際のレーダーの場合、使用電波の(波長、強度(パルスの高さや幅、繰り返し度)、遠近の感度差、表示との同期など・・など、多くのことが重なり実施に当たって条件は複雑ですが・・
 人の目の視野は円形で中心部が詳しくなっています。 レーダーの表示も同様なので、おそらく表示の基本形式は共通している、ように思われます ← (筆者の想像で調べた人は居ません)。