色彩度 


色彩度   
 「旧色彩の彩度」は、色夫々で基点が違い彩度の値や範囲が定まらず、全てが無茶苦茶です。
 (等彩度の同心立方体)
 色の立方体は、中心から外に向かって色が拡がっているので・・、
 いま表面の色を、(玉ねぎを剥くように)順次色を捲って行くと、ホボ同じ図柄の色模様が現れます。 ←(色彩度の方向が表面と中心を結ぶ方向だから)(次第に色は薄く、図柄も小さくなって行きます)
 1枚づつ捲った図柄を(ピラミッドの積層板)と考えると、色立体は、等彩度の立方体が、同心で(積層状に)集まったモノでした(第1図A)。
 旧の「彩度」との混同を避けるため、新しい彩度は「色彩度」としています

 (色彩度の方向)
 いま「表面の図柄を1枚捲って、下の図柄を見る」・・ということは、図柄の全ての点が、「一斉に中心に近付き」「図柄が小さくなり」「色彩度も一斉に下がった」ということですが・・ 色模様(=色相)は、変わっていません。
 ← つまり、画面の(色彩度の値を一斉に変更した)が・・(色相は変化しなかった)のです。
 (色の独立操作)
 つまり、色彩度は、中心から表面に向かって(色が強くなり)、図柄も、相似形で次第に大きくなりますが・・(色相は変化しない)のです。
 この(色要素の独立)は、これまで到底不可能とされてていた)ことが可能になったのです。
 (旧色彩の色操作)
  旧来の色彩学では、色の要素が不明で、混色などのルールはありません。
 旧来からの色彩学では、色の素子は、全てが相互に関連するもので・・、どの素子1つを動かしても、全色に関連する・・のです。 実際の 色の操作でも、1つの操作でも影響が大きく(白紙や光源光の色バランスなど、ごく僅かの範囲に限られ)、大幅な色操作は「事実上禁止」されていました。