実際的な色配置
実際的な色配置 波長と色相環
ある物の色を言うとき、正確には入射・反射光や周りの条件などで違って(システムは、掃引に合わせて毎回色の判定をするので)色が「一つの値に確定」し落ち着くことはナイのです(※)。
手に持った物を動かすと(ごく僅か明暗や色)が変わっています。
しかし、実際には目や物の動きで、一々色が変わっては不便なので、データ収集には移動平均手法や、短期・長期向きの(色や明暗の)順応性などがあります。
※ 「原色や白黒限界が定まらない」のはこのためです。 ←(色の基点として次項で考えます)
(実際の色配置)
詳細を言えばキリがないのですが・・、実用的に、実際の色がどのように決まるのか?を見てゆくことにしましょう。
(光源光)
* 光源によって色が変わるので、今回は「白昼の太陽光」「或る程度以上の明るさ」、そしてホボ全色範囲を扱う・・コトにしましょう。
*(可視光線範囲) 「赤色感度は。赤外線域の分布を見ている」「棹体センサーの感度範囲は。近紫外線まで」とかありますが・・一応それは置いて、
* 色環 (色の周期性)を認める立場で、波長範囲は、正確に(1:2.00)とし、範囲を(375〜770nm)とします。
* 参考値として、PCCS色環を、周期型の波長並びとしました。
* スキャン結果から紫色を色範囲の両端の色とします〔(中央は黄緑になった)。
* 同様に、 太陽光のスペクトルを、図面に記入しました。レベルピークは空色です
(PCCSスキャンから)
* RとBが交代するように見える、中央は草色に見え、RGBともディップになっている
* 青色(B)・赤色(R)ともに、色はグラフ値より帯域の端へ偏っている
* 黄色は、RとB極線の重なりのピークです。 色環では黄色が強過ぎるようだ
(ブリュッケ図)
解析範囲が狭いが(時代古く止むを得ナイ)。「明暗によって色の波長範囲が変わる←色が移動する」は(三原(色素)論にとって都合が悪い)と(無視され)一般には知らされていません。
(不変色相) 黄色は、赤・緑の隣接光の干渉で見えるので、明暗で波長は移動しないとしています。(B475、G510、Y575、など・・。
赤-緑は単なる移動でなく、暗くなると黄色に集中など・・(大切なコトが隠された)
(錐体センサーRGBの感度)
(第2図A)最近の書籍「目色光」からのデータです。 S445、M535、L570、棹体(510?)と報告されTいます。
(等色関数)
(B青色)および(G緑色)は、従来どうりの(波長域や出力感度)と見ることにします。
Bの中心は、445、 Gの中心は540辺り・・になります。
(R曲線) に負値が出た・・と大騒ぎの様子ですが、レベルの設定で感度特性は変わ(6月5日)コトを考慮しましょう、 (−)の最大は、緑色、正負の反転は(550)Gの中央になっています
(L−M)
筆者は以前から、Lセンサーの出力は、そのままでなく(L−M)の形で利用されていると言ってきました。
そこでいま、L感度からM感度の値を差し引いて見ると(第2図C)にような正負の大きな変動が見られます、 ←(PCCS色グラフのディップに相当します)