混色について 


 (混色について)
 コレまでの色彩学では、「色と光の波長は対応する」としたので、混色のためには色(波長)光の分量(強度)を調節する、としたのです・・が(間違っていました)。
 2つの色を合わせたとき「新しい色(混色)やレベルが何うなるのか?」を考えて見ましょう。 
 光の分布傾斜
 光の波長別の分布強度は、色温度で表されます。非常に高い温度で驚きますが(発光源の温度で)その光りの温度ではありません。 光りを白紙に照らしたときに見える色(や焔の色)で温度を表したのです(昨日の第1図)。
 ← 光の輻射強度は波長によって違いますが、さらに光源の温度で異なるので、この関係を示したものが「色温度輻射」の図面です。
 可視光線の範囲は(図面の左端の一部です)。 光源の温度で輻射レベルが上がるので(本図では、右上がり傾斜に見えますが)ある波長(555Nnmなど)を基準にして傾斜率を求めると「色温度によって(波長の分布傾斜が反時計周りに回転する)ように見えるのです(昨日の左下図)。
 ← 色の原因は、この(光の分布傾斜)であって、(波長光の有無ではナイ)のです。
 (混色)
 実際の分布傾斜は(数値が細かい)ので、かりに(上の図表の値)だった、としましょう。
(*1)、赤と緑を混ぜた場合
  赤(3.5.7)と(+)緑(5.5.5)なら=(8.10.12) で、光ばらレベルが2倍なので(2で割って)色に戻すと(4.5.6)で黄色です。
 * 2つの色を合わせたとき、光りなら(加算)ですが、色の場合は両者の平均(中間色)になるのです。
 ←光の場合は、重畳(加算)色の場合が 混色(平均)とハッキリ使い分けるコトにしましょう。(従来の(コンショク)は、用語の使用を使い分けたゴマカシでした)
(*2) *1で、(8.10.12)を黄色としましたが、実の所は、(赤+緑)なのか、黄
色(4.5.6)*2 なのかは(判別出来ず)全体的に色が赤色側に動いたと感じるのです。
 ← 混色は、(何色と何色を混ぜたか?)ではなく、遠く(暗く)なって「2色が分解出来ないとき何う見えるのか?」と言うことなのです。
 (緑色(水平)について)
(*3)、旧来の三原色で(赤.緑.青)は(凸型に)表示されましたが、新色彩では(傾斜度が色)なので、緑色は水平(0度で、傾斜?)と思うので注意して下さい)
(*4)赤と青を混ぜた時や(多くの色を混ぜる)と、傾斜が水平で(緑)のハズですが、実際には(灰色)です。 これは人の目が空気の色(緑色)を消すコトによるものです。 ←(色温度の変化でも、中間は緑のハズですが無色です ←別に詳述します)
(色彩検出レベル)
 光りが弱く暗くては、色も形も見えません。光りが強く明る過ぎても、白く眩しくよく見ることは出来ません。 光の強さを一定範囲に収めるために虹彩で光料を調節しています。
 右図のようなレベルで、適当な色範囲が見えると思われます。
(旧色彩は色光の柱が3本だけで、図面外は何もアリマセン。新色彩では範囲外へも傾斜が続くと思っています)