データはLMS、色は四原色 


  データはLMS、色は四原色?     
 さて、コレまでの探索で「ナゼ色が見え、目のセンサーがどんなデータ集めをして、色の構成は何うなのかなど・・」大方の所(詳細な値はコレカラ)が見えてきました。
 立方体の色配置について(概観や構成の大筋は(コレまでにも触れた)ましたが・・、これらは「色のデータとしての扱い」で、実際に見える色とは少し違っているのです。
← 立方体の説明前に(この話は、混乱のモト)になりそうですが・・、正しい理解のために必要デス(ヤヤコシイが落ち着いてネ)、目玉が見たデータと私達の見る画像は違うのです
 (入・出力の画像)
 前にも言いましたが・・「頭脳が、(網膜画像)を処理し、人はその結果を見るのです。(原画を見るコトは出来ナイ)のです。
 頭脳に集まるのは、「光りの分布状態であり物理(光学)のデータです。 頭脳(システム)が、処理を加えて、送り返して来るのも、色のデータで(マダ色ではナイ)のです。 網膜では、データによる位置と色を照合しながら、(出力画像を作り上げ)ます。 人は、最終的に「この色画像」を眺めるコトになります。
 (錐体は変換装置)
 つまり、錐体センサーは、データの入出力どちらにも働く(色<=>データ)の変換装置だったのです。
入力時には、光の分布をLMSデータとして(Sは太陽光(青色域)の有無、Mは光の強さ、LはM域との感度差を)求めています。が 出力時には、RGBの(固定した?)色別の強度データを出力しているようです。
 (色環の比較)
 スペクトルと色環を、そのまま比較出来ないので、これらが(「光波長に対応する」点を捉えて、比較を試みました。
 そのため、 *1、色は円環型の周期性を示すモノとし、波長表示は(周波数オクターブ型に)、*3、周波数比を正確に(1:2)に(波長で750〜1500nm)になど・・、
(色並びの比較)
(1)上の図、最下行は、立方体の六色を連ねた(実際の色並び)があった)ので、(六色環でなく)こちらを使用しました。 波長域の6分割位置に(茜・青・空・緑・黄・赤・茜)と並んでいます。
 ←(プリント印刷は、色が薄かった) ←(色の変化は頂点で角張っているハズですが目立ちません)
(2)太陽光の色環
 太陽光のスペクトルを、並べましたが(波長全域がやや赤色側に寄せた(385〜770ぐらい?が良かった?)感じです。
 ← この図では、可視光線範囲の端が(色で描かれていますが)実際には暗くて見えません
(3)PCCSの色環を(紫色で切断して)並べました。(はじめは下と同様に(波長750までとしたが)青側に寄り過ぎる感じなので右側にズラセました。
 ← 色の並びは、黄緑(10:YG)を中心と考えると、→黄→赤→紫と、→緑→青→紫と対称的です(空色が無視され、黄色・橙色が重視されてます)。
 ← 赤・橙・黄色・黄緑・緑側は色種が多いが、 赤〜紫〜青〜緑 と色変化が少ない。
(4)四色の配置
 いま仮に、可視光範囲を四分割して(波長 750、630、530、443、375)に、青・緑・赤の三色と両端を茜(緑の反対色)を配置したとします。
 コレで出来る色並びは(青紫)・青・空・緑・黄色・赤・赤紫(茜) で、 太陽光や色環の色配置に見事に一致します。 ←(心理四原色は、空色と茜色に気付かないのデス)
 (三原色位置の固定?)
∴ これはタマタマ筆者が、お遊びで作った色配置ですが・・、←(詳しい資料があれば太陽光の色配置が作れるカモ・・)と言う次第です。
 筆者は、「原色位置は全体色で動く」と思っているので(コレは一つのお話です)