色の画像が見える
色の画像が見える
一昨日の話は、3種の錐体センサーは、首から下の長さが違い、異なった波長の光を集めるので、色の違いが生じる・・と言うことでした。
原理は之でヨイのでしょうが、実際の働きの様子(どの程度で何色になるのか?・・)が、マダ分かりません。
← 色の発生を詳しく知るためには、色画像の成り立ちについて詳しく知る必要があります。←(これが亦タイヘンなので)まづ大略の話を理解して下さい。
(動画はパラパラ漫画)
誰でも子供の頃に「パラパラ漫画(←本のページを連続で捲ると中のマンガが動き出す)、映画も同じ原理)」を経験したでしょう。
人の目は、「連続した絵を素早く入れ替えて見せると、中の人物や景色が動いて見える」(←これを「動画」と言います)機能があります。
入れ替え速度は、秒に30〜50枚程度(チツラツキ感から)です。テレビも30枚/秒で絵を入れ替えて見せています。
(画像は画素の集まり)
人の目は、視野範囲を(グラフ用紙の桝目のように)100万画素(1000*1000)程度?)、に分割して、画素単位で色や明るさを調べています。
← だから、混色や明暗も、画素範囲の中に、赤色と緑と白黒情報などが混在します、これを纏めてみるので、結果的に(混色)して見えるのです。
(掃引動作)
グラフの桝目の位置は、順序番号が決まっていて、視覚システムは、番号順にデータを集めるし、修正したり、色判定の結果なども出力画像情報として、コノ番号順に送り出してきます。
← テレビの場合、矩形のグラフで、(A行、1番、2番・・N番。 B行1番、2番・・N番。
・・M行・・N番)で1枚の絵が完成。 画素幅は1〜640、行数は480、で32万画素です。
目の場合、(調べた人もナイ?)ようですが、中心から円を広げるように描くだろう・・と思っています。
(画素単位の情報)
センサーの数は、棹体は(1億2千万コ)とのこと、なので、120コ程度がグループ(←ネットで繋がっている)でしょう。 錐体センサーは、Lが(400万コ)、Mが(200万コ)ぐらいで、Sは非常に少ないそうです(昼・夜または、地上か空域かの判断だけ?)。
システムは、画素番号を指定して、画素範囲内に集積された情報を集めて廻ります。
データ集めの順番は、棹体の明暗信号、S(短波長の有無)、M(中波長域の強度)、L(中波長域だが、Mと僅か違えて分布傾斜度を見る)・・。と思われます。
だからシステム情報の掃引は、ある画素位置を指定したら、そこで(K)センサーから
*、前回の処理結果の報告で、旧の色を処理結果の色に塗り変えます。
*、次に、新しク計測・蓄積された情報と比較をして、変化の有無を調べます。
*、Kが終わると、S,M,Lの順に、同様の色の書き換えと変化データの収集を行います。
*、1画素が終わると、次の隣の画素に移動します、
* 1行が終わると、下の行に移動します
* 1画面が終わると、次の画面から同じようなことを繰り返します
∴ 1秒間に50枚の絵を、描き替えます。
1枚の絵は、100万画素で構成されています
1画素の中には、K(明暗)情報、S(青)情報、M(中域の強度)、L(赤色の分布傾斜)があり、順次色が、塗り替えられて行きます。
∴ ← 人の目は、動画でモノを見るので、定まった画像と言うのはナク、何処かの点が塗り替えられているのです。