色の帯域 


 色の帯域    完成、色の帯域

 旧色彩学では、「色」は(大昔から天然自然に存在)し、感覚が感じるモノで・・、色の原理や相互の関係などでも・・(物・数理的)な扱いを(忌避)してきたヨウです。
 近世科学の進歩で「光りが色の原因」とされても・・(オカシナ理屈・規則)をゴリ押しして、「色彩の世界」を壊しました。
 昨日の話では、混色を考えるとき(種類や分量、強度など)色材料の指定法が全くナイことに気付きました・・、「何色(色相)が何れほど(数量・強度など」の数量の指定が必要になります。

 (光りを粒で考える)
 光りは「電磁波」と言われますが、イキナリ(海や川の水波)のように考えると(余りにも話が違い過ぎて)分からナクなります。
 波長デ見ると、海の波や無線のアンテナなどはメートル単位ですが・・、光りの単位は(nm、ナノメートル、10の−12乗)と桁外れに小さいので、コレを直接眼で見ることは到底出来ないのです。

 (熱擾乱光は、粒の集まり)
 熱擾乱で発生する光子は(順次周波数下がるが、発生の時間差で)異なる周波数のものが混在します。
 隣接した高周波が集まると・・、粒(※)のように見えるので・・、この(粒の流れ)全体を「光り」と考えるのです。
 ※ 集中して電波が来るときと、波が相互に打消し合って殆ど見えない静かなトキを繰り返すので、小さな電波の粒が、間歇的に飛んで来る ように見えるのデス。

 (光りの量は、粒の数)
 光子は、電子の挙動で非常に小さいですが、「光りの粒は(疎らで、棹体センサーは(蓄積計数)するヨウです。
 なお、先日も言ったように、光りの粒は光子の集まり〔全員が周波数を下げながら光っている)ので、光りの量(強度)を言うとき、帯域内の固定分布ではナク、帯域内を一定の時間の通過する光子の数(頻度)です。

 (光りレベルと帯域幅
 光りの波は(第4図上、赤と緑粒)のように、波長(周波数)やレベルが異なる波の集まりです。
 (下図)のように、ピークの鋭いスペクトル光や、帯域の広い光りなど(どれも光り粒の個数は同じ)があります。
 従って、光りの強度(レベル)を扱うときは、帯域幅との関係(または域内密度)を正しく規定スルこと、が求められるのです。
 例えば、 * 道路照明やフォグランプに使われる(Ntランプ)は(550nm)付近の鋭いスペクトル(単一)光で、帯域幅は殆どありません、が
 * 私達が普通に目にする黄色(電灯光)などは、赤と緑の量帯域を含んだ広帯域の光りです。
 * どちらも、帯域の中心波長(色相)は同じ・・(黄色)ですが、色の感じも、明るさも全く違います。
 ← 旧色彩では、色相・波長しか身ないので、同一色として扱う」。