色の混合
色の混合 混合色を作る
(旧色彩の混色)
旧色彩では(現在も)、色は三原色(色素)の配分で決まる・・とされています。
(赤.緑.青の3光?)が3原色で、2色の混食で他の色が作られ(3色の混合分は、白で明るくなり、三色が等しいときが(白色=無色)です。 ←(光りが無いとき(黒=無色)ですが・・、←(何やら話がオカシイですネ)。
(減法混色)→ 色には「光の色」と、光らナイ(吸収スル)色と2種類があって・・この色を混合すると、色(光)が減少して暗くなる?・・そうです。
← 物量(色料)を、足し合わせると・・減少(消滅)する・・なんて(ますますオカシな話ですネ・・。
(2色の合成)
新色彩では、光りは混合しないが・・、二つの光りが、同一画素で(ほぼ同時刻に)観測されると、データの集計作業で「混色に見える」のでした。
先日(4.15)の集計データの例を、そのまま再掲します・・
L M S (数量)
赤色 7 5 3 1
空色 4 5 6 1
―――――――――――――――――
合計 11 10 9
(色度) 5.5 5.0 4.5 2
* 光りの強さは 2倍になり、色に要素は、どれも元の中間値です。
(傾斜度 の暫定値)
昨日、泥縄で 、(一般書の「分光分布(回転)図」から、傾斜を求めました。←(小図面からのデータなので暫定値デス)。
* 回転の中心波長は(Mセンサーの代表波長と思う)を基準値(1.0)として、(500nm)のレベル差を「傾斜比率」と見たものです。
* 色は、グラフの曲線に順に割り宛てたダケで(色温度―色)の対応図表、を見て下さい。
(傾斜度で計算)
光の分布傾斜を(ほぼ直線と見ると)、色光の傾斜度(M比較)を(S値/M値)とし
ます、
光の量 傾斜度 S光強度
赤色 3 0.6 1.8 ←傾斜度(3/5)
空色 2 1.2 2.4 ←傾斜度(6/5)
―――――――――――――
計 5 4.2
合成光の強さは(5)、傾斜(4.2/5=0.84、黄色)と計算が容易になります。
* 光りの合成混色では、傾斜度(色相)は2色の中間ですが、光が強く(白く)なります。
* (画面の小範囲の色変化で、全体のレベルに大きくな影響しない・・としての話です)。
* なお、光量の変化(加算)が大きいと、画面全体の光量(色バランス)に影響します。
(色彩の混色)
人の目は、画素範囲内のデータ情報(L.M.S、棹体)を(センサーネットで)集約して「色や強度」を判定する」ので(混色に見える←2光の合成)でしたが、
色料の混合の場合、色は2色の中間(※)ですが、光りの強さは、元の(通過経路)のままで変わりません、←(色料はフィルターの粉末)です
つまり、←(絵の具の混色経路では、(色)は材料比率による中間色で、(色の濃淡==明暗)は、光りの(通過経路の長短)によります
※ 多重フィルタの効果は(減衰率の総和)で、(フィルタの順序で)色やレベルは変わりません。
(色の濃度)
絵の具の色を、等量の水で薄めたときは
光量 傾斜度 S感度
赤色 3 0.6 1.8
無色 3 0.0 0.0
―――――――――――――
計 6 1.8
合成光のレベルは 6、傾斜(1.8/6=0.3)と無色に近付きます。
∴ なお、旧来からの色彩学には(無色)の色感覚は、全くアリマセン。
(挿絵の説明)
(1)三色円板とその色組の混合です(左がCMYの混色、右がRGBの混色)。
色の混合比は(1/10)ずつ変化させましたが、色変化は急激でスムーズには行きません ←中間の色がキレイに出たモノはありません
(2A・3)PCCSの色配置ですが、色は四原色で色並びも不規則です
(2B)中間混食ですが、白バックのため暗く見えます。