8原色に見える


0404 8原色に見える     完成八原色
 従来からの三原色(定着色素)説は違ったが・・、光りの分布強度{L.M.S(Lは近赤外の分布を傾斜度で)を、色構成の3成分と見ることが出来ます。

 (光りの強度範囲)
 昼の太陽光から〜夜の星明りまで、光りの範囲は大幅(26Lv程度)に変化します。←(第一図)
 人の目には、暗い夜でも働く(棹体センサ−)「夜の目」と、豊富な日光で色を見分ける(錐体センサー)「昼の目」との二段構造で動作をしています。 ←(第2図A)、
 目が同時に見得る範囲は、小幅だが(明暗の基準レベルを昼夜で変更する)ことで・・、広範囲で精密な測光を実現したのです。
 実際には、同時に観察できる明暗の範囲(6Lv←百倍)程度ですが、この範囲を昼夜で(副尺のように)移動させるのです。 ←(急に明暗を変えても、目の順応は遅い、←本来は昼夜の切り替え)
 広範囲の光りレベルを扱うために、レベル測定は(単純数値扱いでなナク)対数(比率)方式が採用された(※)、ようです。
 ※ 言葉では難しそうですが、初めから比率単位ノミで(計測・計算)を考えれば・・、数値計算よりもズーッと(簡明で正確)なのです。
 (明暗は圧縮表示)
 暗い部屋では、1つの電灯でも明るく感じますが、2つを点けても「2倍の明るさ」とは感じません。さらに3灯・4灯・・と、増やしても(感覚は次第に鈍くなり)・・、人の感覚は、刺激の強さに対して数値ではなく対数(比率)で、感じるのです。 ←(第2図B、フェヒナー則)
 色の明るさも、人の感覚なので・・、光り強度がそのまま反映するのでナク、光りの強さの対数比なるのです。
 (第2図下)は、二次関数のグラフなので、上下の目盛値を、下の横軸では(指数での表示)になります。
 色の階調はこのように、数値幅を大きく圧縮した形で
 *(大きい数値が変化しても、余り変わらない)←(彩度の高い色は殆ど変化しない)
 * 3つの直交軸の構成から、全色の中間が無色になり → *、補色に強い色はナイ
 * 二つの色光を足すと(強度は2倍)ですが・・、感覚的な明るさ(色明度、は2倍にはならないのです。
   ← ここは、次項の「混色」と、「光りの合成・加算」を別にするモノで、要陽注意です
 (三値の合成)
 詳細いことを先に出しましたが・・、要するに(L.M.S)の三つのデータ出力が得られたので・・。
 これを直交三軸に配置(3つの値をデータ軸の該当値に位置(色)を決める)して行きます。(第3図A)
 色データの値が多数配置されたとして、これを三軸の上方向から見ると、3軸のデータが白黒軸を中心に引き合うように見えます(第3図B)
 (頭初は、三原色RGB立体のように見てもヨイが(色のベクトル方向は違わナイ)、LMS値は(+〜0〜−)データなので、直交座標の交点付近に集中します。(第4図A)
 (色の立方体と8原色)
 色々のデータが数多く存在し、全色の配置を埋めたとすると(第4図B)のような色の立方体(色空間の範囲)に見えてきます。
 8つの立法体頂点は「原色で、頂点および全ての色は、中心を対称点としたる補色の関係です。
 色は、3データの組み合わ」せで決まるものです。だから「イキナリ8原色で」ヨイのです。