色温度と三原色 


  色温度と三原色     色温度と三原色
 (色温度の図)
 昨日のはじめは「熱擾乱の話」でしたが、手違いで(挿絵〔第1図)が抜けました。
 ヘンな花は(ローソクの焔)のツモリです。熱っせられた鉄板が斜めになっていて、ここから電磁波が放射されるのですが、
 * 温度の低い(橙色)部分からの放射は弱く(光り粒の成長は緩っくりで、ピークは赤外域)
 * 高温(青い)部分は、活動も盛んで(光の粒が多く、レベルも急激に上昇、ピークに達してからは→次第に減衰)
 ∴ 実際の光りは、一定の周波数(波長)に、留まることはナイのです。 どの光りも(青から赤)へ色を変えながら(パラパラッ・・)と光って、(物に吸収されて)消えて行くのです。
 * 色温度の高い光は、始めの青色は、強く光りますが(急激に弱るので、赤色は見えナイコトもある)
 *   〃 低い     〃   見えない(かも知れない)が、赤色側で次第に強くなってきます。
 (三原色に見える)
 前項に述べたように(光子 ←光りの元になる種粒のようなもので、近接電波が集中したモノ)は、目の前で、波長を変えながら光って・・消滅して行くモノで・・、私達は光りの生涯のごく一部しか見えナイのです。
 このような光りを表すために、1つの光子は、そののピーク点(大きさと波長を)1つの(色点)で表すことにしましょう。
 実際の光り分布は、赤外領域へ大きく広がり(赤外側のピーク、レベルは大きいが、マバラになる)ます。
 * S感度域は、旧来からの青色域と、ほぼ同じです。
 * M感度域は、可視光線範囲の中央から均等に(可視光全域を代表する)赤色域まで拡がっています。
 * L感度域は、(L−M)の形で、実際には赤外域の分布を、域内分布傾斜で表示します。
 ← L出力の傾斜度は、ピーク位置の遠さを示したモノですが・・、
 この赤外線域が、可視光線範囲に近付いて(赤色域を連続で考える)と・・、旧三原色の色配置のように見えるのです。 ← ホントウは、色違いですが・・、フィルター等では(遮断波長の上下なので支障は出ない)
 以上のように、三原色のように見えるケースもあるし、フィルタのように考慮しなくてもヨイ場合もあります。
 ヤヤコシイですが・・(三原色全面否定ではなく)このようなケースもあるのです。