感度について 


  感度について     フイルタ、かんどについて

 色について、光の波長分布と強度レベルが、センサー感度を引き出し色が作られる・・と「色」の一歩手前まで来ましたが・・ここで一寸ブレイク。 と言うのは、光りの(強度や感度マチガイが多いので)、いま一度(確認・見直し)をしておきます。

 (感度)
 感度は、元は、遠く物音やの話し声が(聞こえるか?・・ ←(最小信号レベル)のことでした。 それが次第に拡張されて、感度倍率(出力/入力)になり、そのうち(大きい音が出力感度が高い)と間違った解釈になって来たようです。
 昔から、色彩の関係では「比視感度」が使われてきましたが、本当の感度を(測定出来ない?)知らない様子です。

 (音の話)
 本講のはじめに。「音」を例に「波の話」をしました。 (第1図A)は、(フレッチャー曲線)と呼ばれるもので、人の耳に聞こえる「音の周波数とレベル強度」の関係を示したものです。
 * 一番下の曲線が、最小感度レベルでこれ以下の音は聞こえません。
 * 中音域は、下に下がって(低レベルでも 聞こえるので(感度が高いのです。が
 * 低音域(左端)は、レベルが上がらないと聞こえません(感度が低いのです)
 * 中間は、音の大きさ(ヤカマシさの程度で、低・中・高音域を繋いでます
 * 一番上の線は、これ以上は耐えられない限界レベルです。
 以上、或る現象が構成要素で違うときなどは、このような表示法を採用するのです。

 (比視感度)
 ある現象の(入力と出力の関係)を見たとき、最大出力を(1)として隣接域の出力(または入力感度比の逆数)などを並べて比較したものです。 どの図も最大値が(1)なので、レベル比較にはなりません(1B図、2B図、 第3図A)
 ←(第2図Aは、棹体と錐体の感度が30倍ぐらい違うと言うことです)
 ←(第3図Bは、等色関数(刺激値)と言いますが・・イヨイヨ何のことかワカリマセン

 (センサー感度図)
 (第4図)は、センサー感度の最小限界を、上記資料などを総合して、筆者が作り上げた感度図です。
 基本的には、(比視感度(出力)を→最小レベル感度(入力)に置き換えた(上下にヒックり返した)表示です。
 *、LMS感度の、狭いレベル範囲(相互間のレベル差や曲線形状)の対応は、ほぼ正確と思いますが・・、
 *、棹体と錐体センサーの感度差は、そのままで表示しています。
 *、大幅なレベル違いでは、よく分かりません ←(白レベルなど) 
  ということで、レベル精度にはえ一部(?)が付きますが(ヨイ資料が欲しい!)ゴカンベンを・、
 高感度レベルで、相互の重なる部分(白になる領域)などは絞りの働きが不明です。