フィルター効果 


フィルター効果
 (三色円板について)
 学校で習う「三原色の説明(3色円板)は「フィルター効果の誤り・・」を(筆者が)指摘してから、早や十数年にもなります。
 市販の書籍の一部で、図面の円板が、セロハンを暗示する(四角形)に変わっただけで他の内容説明などは(放ったらかし・・)のママです。←(第1図、図面左端)
 市販のセロハンは、色種が少なく(殆ど効果を見ること)は出来ません ←(右隣りは、明度を上げて色を搾り出したモノ)。
 (減色説明は合わない)
 第1図で、色の加減算の説明がされていますが、(この計算は、部分的ナ色の移動を見せただけで、全体集計では成り立ちません)。
 また、一般の「色フィルターの説明」は(色を円環配置と見て)フィルター色を残して(他の色を吸収・消滅させる)と言うもので・・
 * (三原色の円環状配置)に根拠がナイ。← 補色六原色はあるのかナイのか?・・
 * かりに(色光)の加算を、諒としても・・、フィルター色以外の(光りを減算する)ことは、物理的に有り得ないコトです(物を足し合わせたら消えた!・・デハ手品です)
 ← (つまり、三色フィルター論は、余りにも幼稚でムリな、三原色を装った「ゴロ合わせ」です)
 (透過光の発生)
 一般書籍で、色の説明は、第2図(上の中間部)のように、色別のない(太陽など)自然光が(物の表面に入射するとき、表面の色によって(選別反射)が行われ、他は物体内部に侵入して消滅する、・・としています。
 一部では更に詳しく、内部の物体が(ガラスや液体で)光りを透過する場合は、透過光として更に進行する・・としています。
 概ねはこの通りですが・・、反射光の強度云々は(三原色の色配分)なので・・、表面材質の波長特性として置きましょう。
 (色フィルター)
色フィルターは、或る色の光りだけを通すなど・・、特定の条件で「仕分け・選別」を行うモノです。 ←(ウイスキーや色ガラスなど)
 光りの波にとって、水や色素の分子構造は(竹林など)の障害物に見えます。
 青色光は、波長が短く殆ど通れないが。赤色光は波長が長く、この格子目を旨く潜り抜けてきます、
←(昼間の青空は上空でノ散乱ですが、夕陽は赤色光が、長距離(水平)の空気層を潜り抜けてきたものです。
 (フィルターによる減衰)
 太陽光が空気層に来た時のように、光りが密度(屈折率)の異なる物質へ侵入すると、進路を変更させられたり、一部はエネルギーを奪われ消滅します。
 だから、光りがこのようなフィルター層を通過するとき、必ず一定の(波長によって程度は異なるが)進路の屈折(散乱)と減衰を伴います。
 (減衰率)
 いま或る光りが、一定の厚みのフィルター層を通過したとき(70%)に減衰した、とします。 この光りが更に同じ厚みを進行すると(0.7*0.7=0.49)元の半分に減衰します。
 更に進むと(*0.7)、さらに進むと(0.7の4乗)に減衰します。
 ← 減衰の結果(残存量)は比率で進むので、指数計算にする方が計算しし易い)
 ← 上の例では、2層進むと半分量になるので、1層の減衰比率は(0.5Lv)と見ます
 (吸収と散乱)
 フィルター層に入った光りは、物質の分子構造の衝突し進路の変更(散乱)や、エネルギーの減衰を受けます。
 上の例では、侵入した光りが一定の厚己を進んだ時点で(7割)が残っていて更に奥へ進みますが、(1割)が吸収されて消滅です。 だから残りの(2割)は、進路が上向きに変って、進入方向へ引き返し(表面光)になったと考えられます。
 (フィルターの効果)
 フィルタの効果は、波長によって違っています(異なるのがフィルター)
 フィルターを透過する光りは、(フィルターの厚み*減衰率)でフィルター層の厚みを進むホド減少します。
 下へ進まなかった部分の一部は、物質内部で熱になって吸収された、それ以外は(進路変更で)元の侵入方向へ引き返したと考えます。