色の立方体 


色の立方体     画像、感度と目盛り

 (図面の説明から)
(1) まず今日の第1図(左上)は、色立方体の頂点(原色)を斜めに結ぶ(色階調)の説明です。
 *、白黒以外の3種類の色変化(階調)は、(馴染みが無かった)が・・、理解して下さい。
 *、補色の中点が共通の灰色(無色だった)こと、中心付近で(急激な色変化)です。
(2) 第2図(左下) 色立方体のデータ目盛りの割り振り方を示しています。 右側は、実際のデータが分布する様子で(離散集団)と言います。
(3)軸別にデータ値の出現頻度を求めると・・、表面のデータは少なく中心付近に集中していることが分かります。(中央のパルス(突出)は、光源の波長(そのママで変化しない)です。
(4)第4図(左)は、明暗順応(レベルと反応時間)の図ですが、右側の錐体センサーの動作レベルは、明暗範囲の明るい範囲(A印)付近での動作です。
(5)第5図は光の強度レベルと明暗感覚の図です。 暗い所では感度が高く・・僅かの入力でも明るさとして反応しますが、入力が大きくなると反応は緩慢で、明かるさは次第に頭打ちで伸び悩む形になります←(フェフィナー則)。

 (光と明るさ)
 先日電圧と電流の話をしました。 光も電磁波だから電気の場合と同様に 「光圧*光流=光力」の関係式が成立する・・、と考えるのです。
 光流は、一定の時間内に一定面積を通過する光の流れ」で、これは(現在の物理で認定)です。
 光圧は、余り聞き慣れない言葉ですが、蛍光灯や放電灯などの(鋭いピーク)などですが・・
 (光圧)だけでは光は見えず、実際には(光が流れて)明るさになり色が見えるのです

 (光の強度レベル)
 人の視覚は、光の有無・明暗を測って、輪郭から周辺の(物の形)を知り、時間的な(移動や変形)から身の安全を守る、など・・生活に欠かせぬ手段で、より精密・高感度に・・と発達してきました。 
 後になって視覚は、昼間の豊富な光から、色情報を取り出す手法を編み出し、利用をするようになった・・、と思われます。

 (色の立方体は変換装置)
 (LMS)センサー夫々は、光の状態をキャッチし色を作るための「要素データー」に(加工をして)色の立方体へ送り込んできます。
 各データはその値が示した位置に配置されるので、3データが集まって位置が決まります。
 立体位置と色配置は一定のルール(混色法)で決まっていて、3データの座標値が決まれば・・、データの色が確定されます。
 つまり、この立方体は「LMSのデータが、何色を示すのか」を決める(データ変換装置)だったのです。
 なおここで、入力光の強さは(物理目盛りの強度でなく、明るさデータ(強度レベル段階は圧縮)として取り込まれるノデ注意して下さい