光と色の変換装置 


光と色の変換装置
 (図面の説明)
 まず、今日の図面ですが、左は光関係・右側半分は色関係です。 デハ左から
 *1、光の明るさの比較です。 *2上、ブリュッケ図です。
 *2下、センサー感度の図です。 
 *3上、光の分布はランダム(バラバラで連続していない)で、*3下、は色空間の範囲
 (右から) *5上、四軸八色(原色から補色まで)の色変化です(色料の値は正しく変化させましたが、中間で急変化したように見えます)。*5下、光の強度と色の割り当てを見て下さい
 (光の強度)
 これまで、(ヤヤコシクなるので)これまでは詳しくは触れなかったコトですが・・、
 普通に「光の強さ(レベル)」と言う場合、光の仕事量(エネルギー)は、(光量=光圧*光流)で示されます。
 ※ 分かり易くするため、ダムの「水圧と発電」で考えましょう。
 ダムの水が多いと、水圧が高く(発電能力が大きい)とされますが、実際に水を流して発電機を廻さないと電きは起こりません。
 電気でも同じ(電圧*電流=電力)が仕事量です ←〔電気代は、電力料金で請求が来ます)。
 (光の流れ)
 光は、近接波長が集って(粒)に見えるモノでした。 光の粒を溜める(雨量計)を考えましたネ・・。 (水の流れと同様に)、「光の流れ」 を考えるコトにしましょう
 ← 光の場合も上と同様に、(光圧*光流=光力) ← が仕事(エネルギー)です
 (光圧と光流と帯域幅
 光の粒(光子)は(小さいながらも)一定の(波長域)と(光圧)を持っています。
 通常の光は、広い帯域幅に多くの光(粒)が分散しているので、帯域幅が広いと光流(粒数)が多いとされます。
 狭い場所(帯域幅)に、光粒が多いと(光圧)が高くなります。光圧が高くても光流が少ないと力(エネルギー)がありません。
 ←蛍光灯などのスペクトルは、非常に圧力高いが帯域は殆どないので、明かりとしては働きません)
☆☆ 光物理の講義になりました、エネルルギー概念を正しく掴んで下さいネ ☆☆

 < さて、本題に帰ります >

 (光の目盛り幅や表示)
上の図面の左半分は、光関係の図面です。 どのレベル目盛りも、数値型でなく対数表示になっている点に注目して下さい。
 目は、白昼から夜まで広範な光範囲を扱います、数値目盛りでは大きな数扱いで複雑で比較も出来ません、そこでレベル範囲を対数圧縮した(比率型)の表示が利用されるのです。
 人が扱う光感度も対数圧縮型)の動作が知られています ←(フェヒナー則)
 だから、光の色立方体(*3下)の色立体の軸目盛りは(対数型)で、均一表示ではナイのです。
 (色の配置)
 色の配置では、色空間は何処でも均質なので、どの2点を採っても色変化は直線的です。
、色自体は均一な変化ですが、色感覚では中心が詰まって(※)見えています。
 ※ 図面が小さいためで(大きく拡大すると正しく見えてきます)
 (*5図下)のように、光のレベルは大幅な変化でも、色変化は(図示の幅)で並んでいます。
(色の立方体は変換装置)
 以上のように、色並の立方体は、光データ処理では、光の状態(データの位置)を対数目盛りで探し・・ 色を求めるときは、均一目盛りの色配置を探して(色の方向、色彩度、色度・・)を求めます。  (光は対数型、色は均一配分)
 外観は同じに見える色立体が・・光と色を跨いで両用途の働きをする変換装置だったのです。