色の秘密・色彩度 


 (色の秘密・色彩度)   色彩度、色感覚c
 (グラフ座標は、光成分の量)
この色立方体は、座標軸をLMSデータを直交座標に配ったモノなので、各色のLMS成分量はグラフ座標の通りです。 ← 中心で直交する三軸を(RGB)負値側を(CMY軸)と呼びます
 例えば、白色は(R1、G1,B1)です。 緑色は(C1、G1、Y1)
     赤色は(R1、M1、B1)です。  黒は(C1、M1、Y1)

(立体の中点は、色の中点)
 R−0−C、G−0−M、Bー0−Y、 RC、GM、BYは、お互いが補色(色が打消)です。従って立体の中点は、補色の中点の集まりで、色が有りません。

 (色彩度)
 赤の色座標は(R1、M1、B1)なので、赤と中点の中間の色は(R 0.5、M 0.5.B0.5)で、成分の量はすべて半分ですが、RMBの比率は変わりません。つまり色の彩度(色の明瞭さ)は薄くなるが、色の配分比=(色相)は全く変わらない、のです。←(従来の彩度は、全色に対して「基点や数値も定まらナイ」ものです)
 立体表面の全ての点について、表面の色が中心の無色で薄められる・・と考えます。
 色彩度(つまり色)は、中心から表面へと外に向かって(0〜1.0)立体放射状に広がり、(面や軸に対して斜めですが)「色相が全く動かない」ことが大きな特徴です。
 ∴ ← 旧来の色彩では、三属性(色相・明度・彩度)の「どれ一つを動かしても全てに影響する・・とされ」(完全な色の操作法はナイ・・、とされていたものです)。

 ★★★ ← だから、ココが世紀の大発見で・・新色彩の最大の要所ナノです ★★★

 (無色について)
 補色を足し合わせると灰色になるので、全色の混合は灰色になるので(=元色)と当初は筆者も)呼んでいました。
 しかし、全色の配置(色立体)や色の順応・補正、色の消去など、から「中心の色は無色」に気付き、修正したものです。 ←(灰色に見えるのは背景色(白)の効果によるモノでした)

 (今日の図面は)
 色立体は、同心の等色彩度の立体の積層なので、其の色面を展開表示したものです。
 各色面は、色彩度の変化を一定にしましたが、感覚的な色変化は中心部に集中して、周辺は緩やかです。
 ∴ 物理的な色成分量(光り)と、色感覚は正確な比例関係にならないコトを承知して下さい。 従って、これからも色のこんごうや配分の話をしますが・・光りや色材料の配分の話で、色感覚は、他の要素の影響を受けるのです。