色と光り物理 


 色と光物理
 (色彩は高度な感覚)
地球上の動・植物は皆んな太陽からの光(エネルギー)を受けて生活しています。
 私達人間は、視覚システム(目)が光りを分析して辺りの状態を知り、動植物を捕捉し食料とすることで、間接的に太陽のエネルギーを利用しています。
 視覚がモノを見る、第一の目的は、明暗であり・周辺の物の輪郭・配置(←食料確保)であり、それらの者の移動(←危険感知)です。
 その意味から「色は」モノの本質をより詳しく見分けようとする補助的で贅沢な感覚です。
 「熱い!や、痛い!など」直接的な感覚は、即時に(危険度)感じますが、色は利用に合わせた(大幅な補正)がされ、物理状態と感覚が一致しない面が多いようです。
 (光り物理と色)
 (色彩心理色彩学)は、色が惹き起こす心理現象について・・ですが、それだけでは「埒が空きません」。 そこで、いま少し「色と光りに関する物理要素」を、調べることにしましょう。 
 *1(光りの強度)
 色に関わる物理要素の第1は、「光りの有無(レベルの強度)です。 光が無くては(色どころか影も形も無く)何も始まりません。可視光域内での光りの強度(エネルギーレベル)は、色や光の明るさになります。 旧色彩は「光り強度(明暗)を無視」の大きな過ちを犯しました。 
 *2、(色相は波長分布の傾斜)
 光りにとって可視光線範囲は余りにも狭く、色の違いは(分布帯域ではなく分布傾斜)として観測されます。
 *3、(色彩度は純度・透明度)
 色に他の色を混ぜると、中間混色なので色の特性が弱り、帯域傾斜が緩く帯域幅が広がります。 極端なケースは(水で薄めた場合で)、帯域はフラット(殆ど水)で透明になります.
 *4、色の明度
 旧来の色の明度は(白黒度を色の明るさとを見誤った)ものでした。 全ての色は4種の色明度(4種の色の混入度といった感じ)を持っています。個々の値は色相と色彩度で決まります。
 *5、その他の色感
 光源光に対する色の順応や、大気の色の消去、など無色とされる色の扱いや蛍光色・人工光のスペクトルなど特殊光の色扱いなど、未だに(解明されていない光)が有ります.
また明暗の繰り返しや、波の干渉による色模様なども、特殊な色感覚ですが未解明です。 
 (今日の図面は)
 、色立方体表面(6枚の色面)の色相です。
 LMSの三つの色要素が集まって(人の視覚が)混色に見るのです。
 * 立方体の中点を基点にして、LMS(三直交軸)にデータ配置したので、色は斜めの四軸で八つの頂点が原色です。←(白黒が色相に入れられました)。
 *、色名を座標値で呼ぶことにします。RGB計算が(CMY軸)に拡張されます
 *、表面の色が明瞭で中心ほど色は薄くなるので、同心の等色彩度立方体の集まりです。
 *、多くの色現象は明るく十分な光量があるときで、暗いと色差が少く色数は減少します。
 *、その他、色相に起因する多くの色現象がありますが・・(他の説明を参照してネ)