四軸八色 


 四軸八色     四つの色階調B

 (4つの色軸)
 立方体には、(頂点を結ぶ斜めの、4本の色軸(色階調)がありました。 (第1図のように、原色と補色の組が立体中心を対抗点に、向き合っている形です)。
 頂点は色が集まった(原色)ですが、色によって高さが違います(白を明度(1)とすると、茜・黄・空色は(2/3)、赤か・緑・青は(1/3)、黒(0)、になります。
 (色の明るさ)
 (第2図下)は、上の立体の手前の底面で(Y面)ですが、 各点の色度は、(色軸を垂直に立てて、真横から見た軸の高さです)← (この面は斜めなので、上の図の高さです)
 いま、第2図で黄色の高さは(2/3)の高さですが、 (白黒の明度を(3〜−3)の6レベルに分けると)、黄色は、中間より 1段上の明るさです。 黒は 中心の明るさより 3段下、赤や緑は 1段下で 暗くなっています。
 (4つの色度)
 いま、(第2図下の図面)で、各位置の色度は、(グラフの横・上に示した(ー1〜3)の値になっています。
 (例えば、赤色なら、白黒度は(−1)、黄色度が(1)、赤度が(3)、緑度が (−1)、になります)
 黄色は、  〃   (+1)、  〃   (3)  〃 (+1)  〃 も(+1)、です。
  (Y)面中間の色は、  〃 (+1)、  〃 (+1)、  〃 (+1)、  〃 (+1)、 です。
 以上、どの色も、必ず4つの色階調(色度)をせ持っているのです。

 ☆☆  人の感覚は、色の体系を、三次元の立体放射状(四軸八方向)に感じるのです。 ☆☆
  ← (従来の三原色は、平面(円板三方向)とは違う・・ 、ことに注目して下さい)
 (原色の色度) 
 前項の例で、黄色は、黄色度が(3)で、赤度・緑度・白度が夫々(1)です。
       黒の場合も、黒色度が(3)で、赤度・緑度・青度が夫々(1)でした。 つまり原色の場合、自分の色度は半分の(3)で、あとの半分は、周りの三色が(+1)づつ色を出し合って原色を作っています。
 (色度の数値と色感覚)
 (第3図下)の図を見て下さい。 4つの色度はどの場所でも一定の変化で急激な変化はないのですが・・ 
 実際には(緑から赤へ、黄色から黒へ・・ 急に色が変化します。 つまり、数値的な色度と、実際の色感覚が合わないのです。
 しかしこれは、光源光や反射光の強さで、色の変化を感じないように・・ 、わざと(色度の飽和)をさせたものです。