三センサーの役割 


 三センサーの役割
 (三センサーの働き)
 旧来の色彩感(学)は、色の原因を(色素)と考え、その(配分量で色が決まる)としました、が・・  新色彩では、3つの色のを直接配分ではなく・・、光の分布状況を3センサーが測定した結果でした。
 *(S)センサー  (400〜500nm)の短波長域で、最小感度レベルが低く(高感度)です。総数が少なく(※)青色光を含む(太陽)光などでは、スグの白色飽和をするので、・・、昼夜(または空間と地上域)の識別が主目的で、色の違い(色差)を余り感じません。
 つまり、昼か夜かの判定で、昼は、(全色がキレイに見えるように)背景色を白くしました。
 *(M)センサー  は、太陽光の輻射に合わせ(555nm)中心の帯域分布になので、目に届く光の(平均的な)強さとして扱います。
 また、Mi域の感度分布の集積は、その時の光源光の分布なので、光の順応(空気の色)になります。
 *(L)センサー  センサー数が多いので許容レベル幅大きく、(赤色側へ)帯域も広いおで・・、分布傾斜の検知(どれほど赤外側に広がるか?)をします。
 つまり、光源の色が赤外側への、ズレ加減を示しています。
 (色の範囲)
 色の立方体は、(最高(許容)レベル〜最少感度値、の極限の話で)、実際に色を感じる範囲は違ってきます。
 センサーの感度レベルと光の種類・強さで色の範囲がどのように変わるか?・・ は、先日(11.25)説明したように・・ 
 (昼間)  の明るいときは、全色を見わけることが出来ます。 空などは、全色が散らばって(空色〜白色)の背景になります。 曇り空では青空は隠されて見えず(白〜灰色)になります。
 (夕方)  夕陽の状態では、空の雲や、夕陽に照らされた雲や、地上の白い壁面など(※)が赤く映えて見えます。   ※ ←(直接の光は見えないので、晴れた空自体は、赤くはなりません)
 (夕暮れ時)  辺りが薄暗くなると、・・ 景色や物が次第に色を失い、(灰色)になってきます)。
 空の灰色は、次第に(暗い灰色)になり・・ (黒に青色が混じった)ように感じます。
   ・・ 都会の夜は、この程度までですが・・
 (月や星明かり)  田舎などでは、色の無い星や月明かりの(モノクロ)の世界になります。
 
 以上、色の立体は、全色がの話で・・ 、実際に見える色範囲は、光源の光や周辺の物(色)の分布などで違ってきます。
 常に、見える色の範囲の中で、(色判定)を行っているので・・ 光のよって当然色は変わるし、、同じ物でも、見る位置の(距離や方向)周囲の色状況で違って見えているのです。
 ← (更に言うと・・ 、記憶色・期待色・・ なども、判定要素に入ってきます)。
 ∴ いよいよ色が決まらなくなりますが・・ 、(色は心理作用)を、理解しておいて下さい。