色の基準 


色の基準

 (色の基準がナイ)
 色の話が、詳しくなってきたのに、正しく色を指定する(基準がない)ので困ります。 ← (マンセル・PCCSなど、すべて(心理四原色に基ずくモノ)で、理科学的に数値扱いが出来るものはナイ)
 例えば、原色の(赤)と言っても、最も (赤らしい色)ということで、色彩メーカー(製品でも)によって、基準の色が異なります。
 →  いまかりに、一つの色を基準に定めても、昼夜の明暗や光の質によって、見える色は違ってくるので、「絶対的な色基準は」、出来ないのです。

 (波長と周波数)
 光の波長と周波数は(本来は同じものですが)、(C=f*λ)と反比例の関係になります。
 光関係では(歴史的な経過で)波長表示に限られていますが、(音や光など)波やエネルギーに関するものは、周波数で扱う方が都合がヨイ、ことが多いのです。 ←(例えば色環屋レベル表示など)
 
 (光の波長と周波数の換算)
 光の波長と色との対応は、(三原色が目立ち、大まかな対応で、細かく見れば不正確ですが)、色の詳細な比較のため、一応の対応を尺度として利用されてきました。
 本講座でも、 波長と周波数の換算について、(2011.10.19)に、対応する色を(仲介)とした 「変換グラフ」 を掲載してきました。

∴ 中段の色帯は、市販書籍の(波長数値)図面をコピーしたモノです。(良いスペクトルカラーをお持ちの人は、ぜひ提供して下さい)

 (色の円環表示)
 色を表すとき、(波長や周波数では)今ひとつ馴染めません。 色環は(覚えやすく、色感が働く (色は、多くの中から特定のものを、選別し易いように作られた?)ようです。
 色を扱うのに(シコシコ数値を計算するのでナク)、折角の色環 (色勘)を大いに利用することにしましょう。

 (波長−色環−周波数、の換算尺)
 今回、色の比較をし易いように、10進法で色を表す、波長と色の換算および周波数と色も同様に換算できる、スケールを作りました。
 (色帯の両端は、暗くて見えないのです(みんな勝手に色を作っている)
 良い色見本がなく、継ぎはぎで作りましたが?(上の色を下に貼り付けて下さい)、
 (可視光線の範囲はきまってをらず
 これなら、(明るい昼間の太陽光下で・・) 世界共通の色として使えます。
 実用的には(2桁指定)でしょうが、・・ 簡単な色並びなら( 1赤紫・2赤・3橙・4黄色・5緑・6空色・7青・8藍・9青紫(茜)ぐらいでヨイかと思います・・ 。(せいぜい利用してくださいネ)