色環RGBとセンサー感度 


 RGBデータとセンサー感度
 (RGBデータ)
 先日の、PCCS色環のスキャンデータ(RGB値の読み取り)は、従来の(R・G・B の常識)を覆す(トンデモナイ)・・結果になりました。
 ← (従来から三原色)では、光の帯域を三分割した原色色(赤・緑・青)の配分によって色が決まる、とされてきました。
 一方(RGBデータ)は、三原色(加法混色)に適合したことから、理工学方面の色データの計算方法として定着したもので、私達は(殆ど無意識に) 赤色が(R)・ 緑色は(G)・ 青色が(B)・に対応した(三原色並列動作)と思っていました。 
 (RGB値の変化)
 しかし今回の、色環の(スキャンンデータ)は、従来の三原色感覚とは(全く違った)結果です。 上側の図面ですが、手元書籍の全データでバラツキを修正しました。
 *、 (Rデータ、赤色)は、 赤から黄色域にかけてレベルが高く、黄色から緑にかけて急下降しています、青色域では低レベルです。 紫色になると(Rが回復)です。
 * (Gデータは、緑色) で(0レベル)から黄色に向けて急激に上昇しますが、緑色では半値に下がります、青色域はそのまま (またはダラ下がり)です。
 * (Bデータ、空色)は  赤から緑域にかけて低レベルですが、(R・G)と入れ替わるように、青色域で出力)があります。
 * 中間レベル(灰色)を中心にレベル変動しているように見える、(RGBとCMY)?
 * (RとG)は、12番の色(520nm)辺りに、データの落ち込みがあり、
 * それを考慮すると、(RとB)は、反対動作 に見える。
 * (Gデータ)の急上昇は、マゼンタから緑への変化と考えます、
 (センサー感度との対比)
 今日の感度図は 、これまでの(Ykセンサー感度図)の上下を反転したもので(従来の比視感度の)図面です。
 *、センサー感度のS感度 (青)は、上の青色(B)とは、青色の出力で、一致しています。
 *、(L−M)の領域(草色)と(RとGの感度差)は、同じように見えます。
 ∴ Rの値が、赤から黄色に掛けて大きく変動しますが、感度差(L−M)に対応した形で、これまで赤色(R)としてきたのは間違いで、(L−M)は(Gデータ)だったようです。
 * (L・M)曲線は、青色域では殆ど重なっていて、Lの感度出力はありません。
 * Gのレベルは、(センサーM)の形とほぼ同じに対応しているようです。

 ∴ 以上、これらは、RGBデータが、一定の帯域幅の感度でなく、センサー感度によって、作られた、ことを如実に示している。・・ と言えるでしょう。