実際の色配置 


 実際の色の配置
 (積層構造)
 旧色彩は、全色の配置は「立体色相環(多色円板の中心に立てたに白黒軸に沿って、明度の異なる水平の多色円板が積層されたもの)、としました。 ←(彩度は、明度の関数で、独立した度数ではナイ)
 色の立法体では、表面から中心に向かって、色模様が(小さくなって彩度も下る)ので、等彩度面も立方体となり、多くの等彩度面がに同芯に重なっている、と考えます。
 (八原色と色軸)
 立体の8頂点が(原色で)すが、色の相互の関係は決まっています。
 色の方向は、全(立体)方向を、正しく8つに切分けて、夫々は(1/8立体角)になっています、
 頂点と中心を結ぶ斜めの軸を考えると、対抗位置はお互いに補色で、4本のの色軸があり、両端は補色の原色で、向かい合っている、と考えます。
 今この立体を(白黒を上下に)軸として(右へ)回転させると、(赤・茜・青・空・緑・(赤)と並んでいます。
  ←(三次元配置では、上下左右の関係が反転した(鏡像)配置があります (この場合、白と黒が入れ替ったたもの)
 (色彩度と色)
 色立方体の中心は無色で、表面に向かって色彩度が上がるとしましたが・・ 、色の変化は一様ではなく(中心付近は急峻な変化ですが、表面近くになるほど変化緩やかになっています。 これは、順次の変化でなく、光源の色を急峻に(遮断・消去)するためと思われます)
 ← (この色変化の様子を6枚の図面(色配分は100、75、50、25、0%)で示しました。
 (中心は無色)
 中心の色を、色材料の混合で作ると、図のように灰色になりますが・・、目は、立体全色の混合は光源の色と見て消去するのです。
 だから物理的には、中間レベルは(灰色)で、白背景の図面では灰色ですが)、本当は透明なので、色が無いのです。
 → (無色は見えないので、透明の向こう側の景色は(何色かは決まらない)として見るのです)
 (色軸の方向)
 従来の色彩では、色の中心に白黒軸があり、色相の変化が横に取り巻いた・・ (コマのような形)を色の世界と考えたようです。
 新色彩では立体放射状に広がる色空間に、内接する色立方体を考え、斜めに交叉する4本の色軸(4種の色感覚、8つの原色)が夫々特徴があるようです。
 (空間座標と色の名前)
 色は意識に生じるモノだから他人に伝えたり保存が出来ません。 科学や工業の発展で、世界共通の系統的で精密な色表示が求められますが ・・、
 これまでは(正しい色の表示法)が無いため、各工業分野が夫々勝手に決めたもの、が使用されてきました。
 本講座では、色空間の座標位置を、そのまま「色の名前」として使うことにし、具体的には、直交三軸に配置された「色立方体の座標位置の値」をそのまま(色名に宛てているのです (拡張RGB方式?)