色の立方体 


 色の立方体
 「色の立方体」についての説明 (形や配置・図面などの詳細は)は、これまでに も触れてきたので (そちらを参照して下さい)。 立体の基本的な事項や特徴的な性質)など・・ これまでに出されたものを、簡単に(オサライ)をします。 相互の関係を正しく理解して、利用面につなげて欲しいのです。 
 (立体模型図について)
  本講義では、模型の 「カラーBox」 を製作しました。 新しい方も (出来ればBoxを工作(2011.3) して、手元に置いて、話を進めて下さい)。
 (色の立方体)
 三つの色データをを、直交三軸にプロット(配置) することで、軸の交点付近に集中したような(色の分布)が、見えるようになります。 ← (全データが配置されたとすると、その範囲が「立方体」 になります) 
 (離散データ)
 光りや色は、連続するように話されますが・・ 、粒のようにバラバラで考える方が都合がヨイ場合が多いものです。
 上の例でも、軸に割り振るデータ値も、実はトビトビで(連続)ではありません。 3つのデータ値で作った座標値なので (連続) してはいないのです。
 鳥や虫の集団も、遠くからは塊のように見えます  ←(離散集団と言います).
 だから、色立方体も、全データによる 「色の範囲」 ということで、ベッタリとデータで埋まったものではありません。
 (正六面体)
 俗に言う直方体で、各辺や面が同じ大きさです。 6枚の正方面の集まりで、8つの頂点があります。
 色の配置は、図に示しましたが、逆配置(左右が入れ替り)が存在します。
 頂点からの色が、(立体内に染み出したように)拡がっています。(空間内は均質なので)、どこの2点を採っても、その間の色は、均等に変化します)
 (色の空間)
 従来の色彩学での色配置などは、どれも(理学的な根拠を全持たず)感覚的に(いい加減な値)を当て嵌めたモノなので、・・ 色の配置や連続に対しても、数学的な扱いは、殆ど出来ません。
 本色立方体では、全ての要素を理学的に扱っているので、空間内の「距離・角度・ベクトル値など・・いずれの数値も、理学的な解析に耐えるもので、直ちに利用が可能なものです。
 (原色頂点)
 頂点は、夫々がキレイな、独自の色なので、((八つの原色) とします。 色は必ず 「3つのデータ値が集まって色になる」 もので、単独データ値(R・G・Bなど)と色を混同しないように・・ .
 (立体放射型の色配置)
 頂点の色はが、立体内部で混合されるので、立体の中心は(灰色ですが)全色の中心です。 つまりこの灰色を色の基点として、ここから色が各方向に拡がった、と考えるのです。
 (補色食と無色)
 立体の中心点を挟んで、お互いに対抗する2色は、色を重ねると色が打消し合って(灰色)になり、(補色)と呼びます。
 ← この灰色は、当初(元色)として扱っていましたが、内部の色操作で(感覚的には無色)に調整されていることが分かりました。.
 (色彩度)
 立体の中心は(無色)で、表面に向かって次第に色が着いてきます。 この変化を 「色彩度」 としました。
が実際の色変化は中心部が大きく、周辺の変化は緩やかです。
 今回、色彩度が独立したので、(遠近・明暗・濃淡・色度・・)などの変化を、(色相とは別に)調整することが可能になりました。 ←(旧色彩では全く不可能と思われたものです)