色の配置 


  色の配置      
 (旧三原色)
  ・・〜 では、*1、三原色は相互に(混色が可能)だとして、三色を円板に並べ、補間をして連続させて(三原色の色相環)を作りました。 しかしこれでは・・、
 *2、明暗が無く不便だったので、中心に (白黒軸) を立てて (色の明度) を作りました。
 *3、色の中間の角度に (補色の三原色) があったので、これを同列 に並べ(六色色相環) としました。
 *4、これに軸を立てて「立体色相環」と思ったが(間違いで)・・、実際の色配置は、歪んだものでした。
 (RGBデータ)
 一方近年になって、「三原色を物量的な(数値データとする)計算法が、光学・工業などでの利用が広がってきました。 黒基点のデータで、色への原理や対応がイマイチだったので、全色データの利用に限られました。
 (色彩データの数量的な取扱い)
 旧色彩の色表示は、どれも(理額的な根拠を持たない)もので、使用されている(データや数値)は(汎用性のナイ)色解析に耐えない(単に色を並べた)モノでした。
 新色彩では、色立方体による(色の配置や構成)等基本をを明らかにしたので、系統的な)正しい色の取扱いや解析が可能になりました。
 ←(RGBデータ)方式は、色を(数値で扱う点)は画期的です。
 (新色彩の色図配置)
 新色彩では、 センサーの感度曲線 (L・M・S) と、光の分布強度 (色温度)との照合によって、三つの色感度のデータが作られました。 このデータが、どのように配置されて(実際の色)として決まるのか?・・  を考えて見ましょう。
 (直交座標への配置)
 各センサーからのデータは、(移動平均と偏差値)なので、データ値は、(0)を中心に(+−) に広がった(ヒストグラム=頻度分布)になっています。
 この (3データ) を,直交座標に配置するので)三つで一つの座標値になり(色)が決まります。
 全座標値に、データ値が宛てられたとすると・・ 、 「色の立方体」 が見えることになります。 
 実際には、データの最高値や最低値の(出現頻度)は小さいので・・  全データは、直交軸の交点付近に集中し、周辺のデータ密度は少なくなります。
 (立方体の色配置)
 「新しい色配置」此れまでの色相と違って、相互に関連する多くの内容を含み、一口で表せない内容です。
  具体的には、色立方体の色配置とそれにからむ基本的な性質や取り扱い等で、これまでに何度か、説明をしてきました。  (頂点の色、表面の色相、ローカルカラー(色調)、中心の色(無色)、や 放射状にの(色彩度)、、座標位置が色名、座標計算、実座標と表面色相、4つの色軸(色明度)について・・ などです。 色配置の詳細は ローカルカラーの図面 ((8.12)などを参照して下さい。
 ∴ また、色に対する見方・考え方が(旧色彩とは全く違う)ので、(分からないトキは、より以前の記事に戻って見直して下さい(本稿は、2010年の開講分)からを一纏めにしています