色温度とセンサー感度 


  温度とセンサー感度   
「光が色の元」と言われますが・・、(従来からの色彩学)は、基本が定まらず(矛盾だらけで) およそ色彩(学)と呼べる(体系)では有りません
 (輻射と色温度
 第1図は、物体の熱擾乱輻射の図ですが、温度による波長分布がの違い、を示したものです。
(2〜3千度で)の輻射は弱くピークも見えませんが・・、3〜3.5千度)では、輻射が明瞭になり、ピーク波長は(950→800nm)と動いてきます。 さらに(4千度)以上では、輻射レベルが急速に上がり(ピークが鋭く)波長も(700へ)可視光範囲に入ってきます。 ← (右肩の図は、ピークの高さをを指数表示したものです)
 (色温度の変化)
 色温度の変化でも、可視光線範囲からは、分布域の一部しか見えず、・・ はじめ(低温)では赤色域のみだったのが、分布域の移動の伴って、{ 赤→、(赤+緑)=黄色、→(赤+緑+青)=白、→(緑+青)=空色、→ 青 }と変化するのです。
 →(緑色は両端の色が混合して白く見える)ので、虹色変化と同じものでした)
 (グラフの回転)
 可視光線の範囲は(400〜800nm)なので、1図では左端の部分です。 色温度の上昇に伴う分布曲線の傾斜は(時計廻り)に回転するように見えます(2013.4.3)。
 つまり、熱擾乱光の分布は、(広いため可視光線範囲からは見えず)分布の傾斜を観察して知ることが出来るのです。
 (センサーの感度)
 従来の三原色では、(L・M)センサーの重なりが、どうにも説明出来なかったのすが・・ 。
 (L−M)の感度差は、赤色光の強度を知るのではなく、(緑〜赤)域内の感度差から、光の分布傾斜を測定(して、域外までのピークの位置の遠近を測るのです。
 (−M’は光源の色)
 (L−M)センサーの出力は、光分布のピーク位置なので、画面内で最も出力頻度の高い色(空気または光源光の色)になっています。  したがって、(L・M・S)の現在の値から(空気・光源)の色(M’)を差し引くことにするのです。
 (Sセンサー) は非常に高感度ですが、総数が少なく、(昼夜の検出)や夜の視野範囲 (空間域と地表物) の識別 (青色光は太陽と星空にはあるが地表にはナイ)
(棹体センサー) 
 棹体センサーの感度は、(白黒のみとされているが)グレイのレベルデータで、錐体よりも遥かに高感度です
 棹体は、明暗範囲(26Lv)のすべてを、単一の絶対レベルとして扱い、 錐体の動作基準は棹体レベルが使用されると思われます。