画像データの表示 


 画像データの表示
 (3種類のデータ)
 視覚センサーのデータは、システムの前処理(対数圧縮・差分の抽出・移動平均など・・ )を受け、3種の色の要素(L・M・S)データ、に整理されます。
 視覚システムの動作として、解析・処理・保存・伝達など・・ は、このデータ形式で利用されますが、やはり、画像認識のときには、本物の色や形が必要になります。
 (画像データの表示)
 システムからの出力データは、色への変換装置戻 (色立方体)を通して色に戻されますが・・、元の画像に組立て直すには(画素データの再組立てや・掃引など複雑になるので・・ ) 元の網膜構造を利用するのが早道です。
 従って、私達はレンズからの、直接画像を見ることはなく ・・、頭脳の視覚システムが一旦処理した結果を、目に送り返したもの、を見ているようです。
 (色の変換装置)
 画像データを、色に置き換える機能は、(画素単位で、色の識別や混合が行われるので)錐体センサー(の球形部分?)辺りに有りそうです。
 変換装置の本体は、模型図(色立方体)の通り、(R−C)(G−M)(B−Y) の三軸方向のデータ量を注入すると、それに対応した、合成情報を取り出せる(ディスプレイ)がありそうです。

 (画像の精細度)
 画像の目的によって必要な精細度は大きく異なります。
 * 夜間の高感度を有する棹体センサーは、総数が非常に多く、画素単位のグループで動作し、単一色だが多階調になっていて、詳細な明暗判定や輪郭形状を追求します。
 * 青色センサーは、感度が高いが数が少ないので、形のない空間域と地上や昼夜の判断をするようです (見た目の色は暗い)。
 * L/Mセンサーは、600万コもあり、視野の中央部に集中し色判別の主力と思われます。
 * 画像の精細度については、画像掃引の密度や(棹体などの)蓄積効果による・・ と思われます。
 (色の配置・構造)
 立体放射状の色配置は、これまで何度も触れた通りです。 全色の混合が無色で、立体の中心部分を無色と見ること・・ 主要な光源光を打ち消す効果など・・ 特異な操作で色が作られていました。

 (色相・色彩度・色の純度)
 色相は、色を識別するための機能なので、僅かな違いでも検出し色の違いとして見せますが、 色彩度は遠近感であり、純度は材質感なので、むしろ(変化を見せない)ための動作のようです。