新しい色相表示 


 新しい色相表示
 (色相)
 色相は、赤や青などの色の違いのことで・・ 、昔から(感覚的には(色そのもの)と思われてきました。
 マンセル(1900年頃)は、色の三属性として(色相・明度・彩度)があるとしました。 それまでに、色の系統性や広がりを捉えたものが無かったため、(理学的な基準が無いもので、色の解析・表示には使えないものでしたが)、この表示方式が、一般的な色の整理や展示用に広く使用されるようになりました。(マンセルは別に「実際の色配置」を発表しています)
 (旧来の色の三属性)
 旧来の色相は、 まづ色を無彩色と有彩色に分け、6原色が一枚の円板状に並ぶとした色相環の中心に、垂直な白黒軸を貫通させた色の立方体(双円錐・球形など)を考えました。
 (色相)  円板の周辺に円周状に並ぶ色が清色で、他は濁色です。
 6原色を補間して(連続的な変化)として、平面極座標の「回転(位相)角度」と考えました。
 (明度)  ある回転角度で、軸に沿って立体切断すると・・ 、白〜(色)〜(黒)の断面の色は、全て同一色とします。 ←無数の色数があるので最大彩度を色の代表とします)
 (彩度)  色の位置から中心軸までの(水平)距離を「彩度」 とし、カラー画像から色度を抜いたもの・・ とされますが、 ← 色によって、自身の彩度や最大彩度も分りません
∴ (言葉の混乱を避けるため・・ 「新色彩」では、「色相」に代えて 「色調」を使用する場合があります)。
 (新しい色相)
 旧来の 「色相」 は、白黒を主軸として、色が円周上にに並ぶとして展開したもので、これまで(円筒図法などで)。 (主軸は白黒の1階調の)1枚の色相表示図面として表示されてきました。
 しかし(新色彩)では、色データを直交三軸に配置し・・ 、四軸八原色の色配置を作り出したもので・・ 。 (4つの色階調を表現するために・・ (4軸で八枚の)色階調の表示)が求められるのです。
 (ローカルカラー)
 色は立体放射状に拡がり、色の配置を色立方体で表すことにしました。 (四軸八種)の色が重なっていますが・・ 空間的には、8つの極点が、八方向に向いています。
 色の操作調整に当たって、色全体(八色)に跨る、大きな色変化の場合は(、直交座標に色扱い(拡張RGB法など・・ )が要りますが・・ 、
  実際的な(色合わせなど・・ )、精密な色調整には、ローカルカラーによる色調整が適しています。
 (8色の色方向から、立体を眺めた図面を(8.12〜19)に掲載しました。