正しい色の表示法はナイ 


 正しい色表示法はナイ
 「色を正しく表示する方法がナイ」 と言いました。 JISなどの定めもいわゆる「色の整理法」で・・ 色を正しく系統的に解析表示する方法は全く無いのです。
 色は元々感覚の世界ですから・・ コレを物理の方程式で解こうと言う方が元々ムリな話ですが・・ 、実用的に使うためには、逃げていても始まりません。
 このような(色感覚など・・ )を「心裡物理量」と言って、一定の条件を定めて、誤差範囲を監視しながら・・ よりよい近似値を求めて行こうとするのです。
 ← (完全解を求めることは有意義だが、よりよい近似を求めることはより有益である・・ )
 (現行の色彩表示)
 新しい色彩表示を考えるに当たって、現行の表示法が何故イケナイのか?(ご不満の方が多いようなので)簡単に説明しておきます。
 基本的には、此れまで、何度か述べたように、(双円錐型や6色の色相環が理論的に成り立たず)、そのような「色配置は実在しない・・ 」ということです。
* (明度・彩度)
  色は、(白から〜(色)〜黒)まであるので、最大彩度の色を代表とします。今双円錐などの中段円板に色を並べようとすると・・ 、各色によって明度が異なるため、色は円板に並ばず上下することになり・・ 矛盾します。
 ← (仮に彩度を訂正して、立体中心までの距離とすると、この立体は球形になるハズです)
* (白黒の度数がナイ)
  現在、白黒の色は、太陽光 (や擬似標準光)を白紙に受けて、入射光を100%散乱反射するものを(白)とし、同様にこの光りを100%吸収し外へ全く光りを返さないものを(黒)色とします。
 しかし実際にはコンナ理想的なものはナイとして(PCCのばあい)反射率が、95%以上返せば(白)、15%以下なら(黒)と決めています。 (つまり正確な基準値はナイのです)
* (有彩色の色相環
  色相環は、原色並びの色を補間をすれば、連続的に並ぶ、としたものですが・・ 
 (PCCSのばあい)心裡四原色 (赤・黄・緑・青)を円板上に適当に並べ、適当に間の色を保管して計24色に並べたものです。
 従って、色の並びが不均一(赤や黄色が多い)や、(補色関係が成り立たない)など・・ 実態にあわせたとして、全く無視されています。
 白黒・明度などについても、(実態に合わせた)(ということで、随分イビツな形になっています。