4つの色感度 


 4つの色感度 

(4種の色感度)
 これまで、色のイメージとして(赤が血の色で攻撃的だ)とか、(青が暗く沈んで冷たい色・・ )だとか・・ 、想像を広げて面白いのですが・・ 、(作者が思っただけ)で、確たる根拠は何もありません。 ← (図面は(7.25のものです)
 (色を感じる)
 まづ最初に、 「色」は、光りがあって始めて感じるものです。 もう少し詳しく見ると、光りがあって、いろんな色の背景があるとき、これに対して一定の面積に特定の色が集まるとき、色を感じるのです (ヤヤコシイですか?)。
 簡単に言うと、色は背景との対比で感じるもの・・  (先日の、灰色と背景色を思い出して下さい)
  色の感度として、4種の色軸を提起しましたが・・ 、夫々は、違った目的・役割をもっているようです。上の図面を参照して下さい)

*(下図の中ほどの白い部分は、本来透明な部分です、中段は下の白い部分の透明度を示すため、下背景の図柄がこのように見える)というのです
*(白−黒)
 まず明暗というのは、視覚の最も基本で、光りが或る状態ンのとき、そのレベルまで、基準を移動させて、明暗判定をして、(白・黒)2値の画面を作ります。  そしてこの画面から、物の存在や形を知り・危険を察知したり、餌を探すなど・・ 生活に必要な機能です。
 左側の図の下半分は、棹体センサーの領域で、明暗のみの(星空の世界)です。
 明暗・輪郭など視覚の主力は棹体ですが、昼間は色感度を採用して、白黒の色世界を感じます、(昼夜)光レベルによって 色を使い分けています。

(青−黄)
 自然の光り(太陽光)レベルが上昇しすると、まづ青色の感度域に掛かるので、暗い空が一面に青色掛かってきます。 都会の夜空は青く星が見えないのはコノレベルです。
 さらにレベルが上がると急に(赤色と緑色の感度域)に掛かり色を感じる世界になります。 青色センサーの感度は、他の色と混じるので空色に感じるようになります。
 つまり、明け方は、青黒く感じるが、明けてしまうと全体は空色に、さらに昼間の太陽では、青(碧)色が強くなります。 青が(暗く沈んだ色)という印象は、この低レベルでの動作によるものです。
 視野画像の中で、青色がある部分は、空や海などの範囲で、青色光が無い部部分は、陸上や森・洞窟などと判定します。
*(緑−茜)  緑色は、可視光線範囲の中央なので、色を感じた光りの強度を代表(平均レベル)しています。 
 しかしこれ以外に、色の順応・光源色 (空気の色)の抜き去りという特殊な操作を裏で行っています。
*(赤−空)
 赤色センサーの感度は、緑センサーの感度と良く似ていますが、 色感度の主体 (原理は)、赤(L)と緑(L)センサーの感度差でした。 (L−M)の形で、(赤〜緑)間の色感度の差を導き出して ・・ 、赤外線域を含めた、光りの分布を見ていたのです ←(赤や黄色が暖かいと感じる)。
 一般に言う黄色は、実は(赤+緑)色です、(右端図)出に見るように、どちらも高レベルで感じる色なので、強いコントラストや活動的な印象を産んだ、と見られます。
 ∴ 以上、コレまでのように(白黒明度一本)でなく、 「4種類の色明度の世界」を理解して下さい。