色の正しい表示法 


   色の正しい表示法        (色の表示)
 昔から、色の正体が掴めなかったので、色々の試みはありましたが、色を正しく表示する方法は、これまで全く有りませんでした。
 マンセルは、(色を円環状に並べ、白黒軸を立てる図法を)考えましたが、色の実態は全く違ったので、実際の色配置は、(1.2図のような円板状にならない)と、マンセルは、(下左端図)のような立体模型の図、を発表しました。

 (双円錐型色相環
 (第1.2図)のような、概念や立体図で、示されるもので、正しい色の表示や解析には使えないため、(色の展示や整理分類法)として紹介されるものです。

 (PCCSの立方体)
 上図の右半分は、日本標準とされるPCCSの色立体の説明です(検定参考書より)。
 上の図は、色によって(彩度や明暗が異なる)ため、イビツな形になりました。 下の図は、環状の色が心理四原色に基づくもので、補色の対向性も、色差の並びも考慮されていません。←(左は筆者が作った太陽光スペクトルの色光環です)
 また正しい(白・黒)は実在しないとして、理想の白の(95%)の明るさが(白)、光りの吸収が(15%以下は黒)と、本当に(いい加減?・・ )に見積もるのです。←(色見本だから・・ ラシク見えればヨイ)
← だから、これを色の評価や解析用に持ち出すのは、トンデモナイことです。(シツコイ? コレも年のせいカナ?・・ )

 (色は心理学)
 近代科学の発展で、色の世界にも物理科学が入るようになり、心裡派と科学派の対立となり(18世紀頃から)、→ 現在に至るも およそ不毛の対立が続いてをり、現代色彩学の最大のネックになっています。
 色は、人の(心に起こる感覚)なので、この点からは当然 「心理学」は明らかです。
 (心理学なら、ナンデモアリではない。理学の道筋は正しく通るのは当然です)
 ・・ (それで、勝ったった・負けた ではなく) 
 現在(混乱のきわみ状態)の色の世界に、「正しい道筋を示すこと」 が,何よりも求められているのです。
 
 (新しい色彩学の芽ばえ)
 ごく最近 (ここ20年ほど)、解剖医学や脳科学の発達で、視覚(目)に関するレポートが多く寄せられるようになりました、目の工学的な部分や色彩・画像システムとしての頭脳の働きなども、次第に明らかにされつつあるようです。 
 今こそ、不毛の対立は止めて、お互い協力して 「色の秘密」 に迫って行く時だろうと思います。
 筆者のコレまでの歩みが、皆さんのこれからの・・ 一筋の灯火になれるコトを願って(洗いざらいを)明かしているのです。 (後はヨロシク、頼んマッサ!・・)