マンセル色立体 


マンセルの色立体
  先日は、「4軸八色の色立方体」が色の基本で、私達の色感覚は、この4軸の軸値 (色の階調)を読み取って、色判断をししていたのでした。
 これまで、「三原色」が絶対的な色の基本とされてきたのに?・・と、怪訝な顔・・ が多いようです。
 ここは色の基本で、最も大切な所なので・・もう一度 オサライをするので、(間違えないように) シッカリと押さえて下さいネ。
 ← (エライ先生ほど、ワカラナイ様子で、困っています・・ )
 (マンセルのン色立体)
  アメリカの画家マンセル( 〜1918)が、色の三属性(色相・明度・彩度)を考えグラフで表すことを考えました。 しかし理想と実際は、全く違っていたので、実際の色配置を 「マンセルの色立体」 として, ○○図のように歪んだ形の立体配置を発表しました.。
 (双円錐型・6色色相環
  三原色の色相環が、6色に増やされ、6色円板の中心に白黒軸を貫通させたもので、「双円錐型 (球形もある)とも呼ばれます。
 中段の円板が大きく、円周状に色が並びます。平面極座標を角度方向で色が廻るので、垂直の白黒方向とで, ・・色数としては(2次元の色種)になります。
 (彩度)
  旧来の彩度は、色位置から中心の白黒軸までの距離を彩度としたので、立体中段の円板周囲の色が(最大彩度)にります。
 (明度)
 明度は、明るさのことで、(色明度は4種類あったが)白黒度だけを「明度」と考えました、が  黄色青・シアン (空色)・マゼンタ (茜色) などの明色系と、赤・緑・青の三原色は (暗く) 明度が異なります
 (明度と彩度の矛盾)
  この方式では、回転角度を色(相)とするので、軸を通る縦の切断面 (白〜色〜黒) の全てが色なので、○○色というときは(原色や彩度の最も大きいものを代表とします。
 *1 多くのいろの最も彩度の高いものが円板の周囲に並ぶことになります
 *2 一方、色には、夫々の明度があり異なっているので、・・ 円盤状には、並ばず夫々の位置は上下することになります。
 ∴ 色には明度があり (一枚の平板には並ばない)、つまり 「相円錐型 の色立体は存在しない」、ということです。
 (色彩の整理用)
 だから、この図形を、従来からのの 「色彩表示技術」 だと頑張る(カタパン?・・は)困るのですね・・ 。 (本には 「整理用の色系統の分類」 となっていました。