双円錐型の色相環 


 (双円錐型の色相環) 色面 iiB

  さて、皆さんのお盆休みは如何だったでしょうか?・・ 、未だに連日の暑さ・・ 治まる様子が見えませんネー ・ ・ 、いよいよ、実際の色使用で必要な話(の残りを)お話しよう、と思ったのですが ・ ・ 

 色配置の話で、 「双円錐型の色相環」が正しい }として、{ 筆者の色立方体は、コレをマネたに過ぎない・・お盆の怪談?}との意見が、(日本で最もエライ)先生から出されました。
  色では最も基本で大切な所なので、もう一度皆でで考えて見ましょう。

 (双円錐型色相環)     (上の図面ではアリマセン)
余り聞きなれない言葉ですが(7.22、7.10)の図面の左端トップに描かれている(のは球形ですが)ものです。
 白黒を垂直軸に、中段の大きい円板の周辺に、色を配置したもので、(6色色相環)とも呼ばれます。
 → 色彩検定などでは、色の整理分類に格好の問題とされているようで・・ 、必ず出ています。

 (三原色・三色円板)
 学校時代に、三原色の説明で三色円板(RGBとCMYの2種類))が出されましたが、この2枚の円板の高さは違う筈です。  なのに6色を一枚の円板に並べるのは可笑しいですネ。

 (明度と彩度)
 この図では、彩度は色から中心軸までの距離とされるので、中段の円板が最大彩度です。
 一方色の明度は、色によって(明るい暗いがある)ので違っています。
 だから色を彩度で並べると、色明度が揃わず(円板に並ばず)上下するのです。
 つまり、円板状の6色色相環の色配置は、実際には存在しない(架空の話)だったのです。

 (実際の色配置)ま
  上の理想図と 実際の色の配置は全く違っていたので、表示法の創始者「マンセル」は、この色配置を水平面でなく「色立体」で示しました。 現在(日本標準とされる)PCCS方式も、イビツな瓢箪型をしています。
 最近では、この(明度と彩度)の不一致を「トーン」として纏める動きがあるようです。

 (色の属性)
 旧来の3案原色では「色の属性」として、 * 色相(色の違いですが・・ 白・黒が色とされナイ)
 * 明度(色の明るさですが・・ 従来は、白黒の色度どのみで、4種の色明度を知りませんでした)
 * カラー画面から色度を抜いたものですが、彩度には基点が無く、最大彩度が色で違いました

 ∴ 以上、双円錐の色相環は存在しない架空の話だし、それに基づく明度や彩度などすべてが誤まっているのです。(間違えナイ、騙されナイように ・・。

∴ 新しい知識を、正しく獲得するために・・ これらの基本事項をシッカリ抑えておいて下さいネ ・