LMS要素の配置


  LMS要素の配置)

 (三原色の色方向と配置)
 旧色彩では、(光=色)なので、センサーの感度出力の値を、即グラフ軸に割り当てる
と、「色の配置(RGB4方式)」が作れます。 (極めて単純明快ですが・・ )
 → 但し、光の強さや量に(−)は無いので → 黒から始めた(色方向は、第一象限に限られ、反対向きの色は(補色を知らない)無いのです。

 (新色彩の集計法)
 (1) 新色彩の場合、まづ全視野範囲を(100万コ程度)の画素単位に分割をします。
 1画素の中には、複数個のセンサーが分布しているので、目は全画素を順次(掃引)を
行い(、LMS)種別ごとのデータ集計を行います。
 ←(3枚の画面(第1図、(+L〜−L)画面、(+M〜−M)画面、(+S〜−S)、の3枚をを別々に集計する)
 (2) このとき、(合計・平均の方法を採らず)、全データを順次、移動平均を求めて集計するので、画面内の分布データは、全データの(移動平均値)と各位置の(偏差値)になります。 ←(データのレベル範囲を(最大値〜6Lv程度下まで)と制限する)
 (3) 結局、LMSの最終出力は、最大値から(6Lv)範囲の分布図になるので、これを、波長別の、ヒストグラム(レベルデータの出現率分布図)として仕上げます。
 (話がヤヤコシクなりましたが・・ 、ここでの要点は、
 *1) 各画素点のLMSのデータ値は、(+〜0〜−)の値になって(0)付近が多い分布になっている、
 *2) L’M’S’の値は、予じめ LMSの値から空気の色を差し引いたものです。
 色順応なども、移動平均の時点で計算に入っています。
 *3) このようにして集められた(L’M’S’)の3値を、直交3軸で(プロット・割当てる)と、その位置が色を表すことになります。
 (立方体の角と色彩度)
∴ (色の立方体や斜めの色彩度)を、提起すると・・ (色は連続変化で角は立っていない・・ ) と、納得出来ない人が居ます。
 色立方体は、ゼンデータが仮に全て配置されたとしたときの限界域で、実際のデータ
が全ての場所に揃っていることはありません。
 上の(1項、LMSの値は移動平均で集計される・・ と言いました。(平均値を求めるとき飛び離れた値ほど出現比率は小さく、平均値付近ほどデータ密度が高くなります。 だから(LMS)どのデータも(0)付近の分布が蜜になり、立方体の表面近くのデータ蜜が少なくなります。 (蜂の巣付近の分布や、小魚の集団分布の様子を見て下さい、(形があるような無いような・・ ) 中心付近に群がって、周辺はマバラですが、うろうろとしています。
 色彩どの場合も同様に、立方体の表面も、 実際の形は無いのです、表面と言うのは
 理論的な空間域の境界面ですが・・ 、立体の等値面も理論での話で、物理的な面は存在しないのです。