全く違った色の属性 


 全く違った、色の属性

 (色の三属性)
 旧来の色彩学fでは、「色の三属性」として (色相・明度・彩度) を挙げていましたが、この全てが間違いでした。
 上の図は、ある色彩検定の参考書のものですが(どれもほぼ同じ)・・ 、「これだけは覚えておこう!」と特別枠入りですが・・ 、こんな間違いを平気で押し付ける検定なんてダメですネ、・・
 こんな「試験」を 押し付けられる生徒はタマランし・・ ,「色検合格者は、テンデ役に立たん・・」など、悪口を言われるのも,、当然かもしれません。
 ← 憎まれ口をききましたが、検定とは別に(後には、本当に正しい理論や技術、何より感覚)を身に付けて、活躍されることを願うのです(此の儘では何れ潰れるのは必定・・ )。
 (色相)
 何処が違うのか?・・ 、今更・・ と思いましたが、ここを間違うのは、色彩の基礎がいい加減な証拠・・なので・・ 復習・確認のために洗い直して見ましょう。
 色相は、色の違いのことで・・ 何処も違ってないようだが ・・ 、そう!、白黒が 違っていましたネ・・
 *{ 旧来の色彩では、白黒は「無彩色」として、色から外され別扱いになっていました (色は水平円板状に・広がり 、白黒は垂直の軸でした。 ←(直角は、軸値と円板は全く無縁という意味です) }
 白黒は無縁どころか  立方体の斜めの色軸(4本の一つ)で、(四原色の一つであり)、他の色と比べて何の遜色もありません ←(色から外した方がオカシイのです。
 (明度)
  *{旧色彩の明度は、単に明るさということで、色の白黒度のことでした。 実際には、最大色度 (黒〜色〜白)で、明度(50%や100%が)混在し、度数は決まっていません。 }
 ☆ 「新色彩の色明度」は、色立方体の対抗頂点を結ぶ4つの色軸のことで、この軸長(+〜0〜−)が、四原色の色度になっているのです。
 つまり、(色明度)は、色の元であり、(色相)は、子の4つが集まった結果なのです。
 (彩度)
  *{ 旧色彩の彩度は、ある色から白黒軸への距離でした。 だから度数目盛りの基点がないので彩度の数値は、実際には全く決まらないものです。  ← 度量衡ではなく(単にカラー写真の白黒化技術に過ぎない)ものでした。
 ☆ 新色彩の彩度は、立体中心の無色から、外に向かって次第に色が付く様を表すもので、まさに「色彩度」そのものです。
 (無色)
 色の広がりを、等色彩度面で捉えると、同心立方体(または球面)の重なりになります。 この場合の立体の中心は、座標基点(0.0.0)であり、色彩度の中心であり(無色)ということです。
  「色彩度」は、立体表面に見られた (本来的な) 色を  「無色」を混合することで、→ 色彩度が下がり、(空気や水)が、色の特徴を(薄め・消し去る) ように働きます。
 このような「色を薄める (色の濃淡 = 色彩度)は、これまで気付かなかった新しい色彩感覚なのです
(色の純度)
 太陽光のスペクトルで黄色の範囲は、ごごく僅かで狭い範囲しかありません。 私たちが一般に黄色と呼ぶ色は、スペクトルで見ると(赤と(緑)の範囲を両方含む強力な光です。
 従来からの色彩では、色相 (中心波長)さえ同じなら,「等色 ←(人の目は識別出来ないない) と決め付けてきたものです。(昔の技術レベルや光機材の話でした)
 現在では、放電ランプなどの人工光と電灯などの擾乱光・太陽などの自然光やフィルターを通した透過光など・・ 。また蛍光色や筆者の言う倍調波など・・ 、扱う光の種別が増えていますが・・ 取り扱いは放置されたままです。 
 物理的には、(光の強度と帯域幅 の関係)ですが(後述します)、色には欠かせない重要な要素です。