直交軸と色面 

5 直交軸と色面
  (RGBの色配置)
 一昨日の図面 (右端)は、RGB立方体の説明図ですが・・ 、(RGBデータ)は、黒色が基点(0.0.0)で、ここから直交3軸の方向へ(RGB)三原色が広がっています。
 他の色は(すべて3原色の混合(ベクトル合成)で得られる・・)と考えます。 だから 例えば(赤+緑)は(赤と緑)の正方面の対角線なので長くなります(三色の混合は白でさらに長くなります。  ←(光が強く、白く明るく変ったのですが・・ 無視しました)
 このRGB方式では、色の方向が(1つの象限方向に)限られています。 また( 三原色・補色三原色・白・黒) は位置や方向・長さ・相互の離れ方など、基本的な事柄がどれも揃っていません。
 → (R・G・B の、直交三軸目盛りは動作したが、色相互の関係が狂っているのです)
 (新色立体の配置)
 新色立体では(左図)のように、センサーから導かれた(L’、M’、S’)データを、基点(0.0.0)として目盛って行きます (三つのデータが集まって初めて色位置が決まります、 だから、LMSは、(色を構成する要素)とするのです。  ←(RGBでは、(自分の値=色 )とするので、1データだけです)。
 (三軸と色面)
 左図の上面は、「R面}です。(RGBデーの値が、どの場所もRが一定・最大値になるからです)。 
 立体の底面 (見えない)は、L値(R)の負値(−)が来るので(ーR=C)面と呼びます。
 同様に、左横面 (見えない)は、Gの値が最大で、{G面}です。 同様に右側面が(−G=M)面です。
 さらに、右横の奥の面(見えない)は、Bの値が最大で、{B面}です。 同様に左前面が(−B=Y)面です。
 ∴ なお、L軸の一定値の面(軸に直交水平面)が(R)色面です、L軸とするのは,後にR頂点からC頂点に向かう斜めの色軸を考えるので、この名前とと混同しやすいので(R面・R軸)としなかったのです。
 ∴ L・M・Sの値を割り振ったのだから・・、LMS面やLMS軸などと名付けるべきですが・・  RGB値が最大になること・・ 、(L,−L)とするより(R,C)とする方が色との関連が分かりよいので、
 (L面・L軸などをR面Rj軸(同様−LをCに)、
 (M面・ML軸などをG面Gj軸 (同様−MをGに)、
 (S面・S軸などをB面Bj軸(同様−BをYに)、  の文字を宛てています。
 (ミラクルパレット) 
 立方体には、6つの正方面がありますが、4つ原色が角から沁み出したようになっています。
 この4色の組み合わせ同士では、自由に混合が可能です (色面の中を移動するだけで濁らないが、・・ 他の色が入ると濁るので・・ )、 ←6面の4色組み合わせを、特別な組み合わせ(パレット)と考えていました。

 (色面の見分け方)
 6面の角には、必ず白または黒色の頂点があります。 この白黒の位置から対角方向の頂点の色名 を見ると(RGBCMY)のどれかで、色面の名前です。
 (色の配置)
 色の配置は、(文字説明は却ってってヤヤコシイ)図面のようになっています。
 きょうの図面は、(立方体を切り開いた)展開図なので、元の色模様は、どこも全て連続しています。
 展開図面のきり方は自由ですが、きょうは、上方が白く (下方に黒) が来るように切断しました