RGBは全色表示 


 RGBは全色表示

 (完成画像)
 頭脳からの出力(L’M’S’)データは、神経系を通して、網膜の(映写のスクリーン)に送り返されます。 スクリーンは(撮影画面と重なっているので、撮影掃引のリズムに乗って)、出力データを元の画素位置に配るコトが出来ます。
 色の判断は 「画素単位で行う」 と言いましたが、 画素は(100万〜程度)なので、→(Mセンサーの総数に相当するので) 、画素単位 )は、Mセンサーに対応した範囲(※1)、と思われます。
 ※1、 Mセンサーは、(可視光範囲の中央で(光の強さも捉えていて)色感度の中心です。 ←Lセンサーの数が多いは、赤色の感度が低く(許容レベルが大きい)ためです、 Sセンサ−は、数が少なく(空域の判断)で画像にならない・・ のです。

 (色変換の装置)
 色の変換装置は、画素単位で色の情報を纏めています。 夫々の画素に、「3数値を色に変換する装置」 があり、その出力で、映写スクリーン色を書き換えて行きます。 変換装置自体は、単なるマトリックス(変換装置で)、実際の信号内容には、感知せず、単に入力信号を受けて、一定の規則に従って出力情報を出す・・ だけなのです。

 (以上、またもや筆者の想像話になりましたが・・ 「何故ぜ、このような色配置が生まれたのか?、どんな性質を持ち、どのように利用出来るのか?・・ を考えて欲しいの で(色の成立ちを説明しているのです)。

・・  デハデハ 本論の 「実際の色配置」 に入ることにしましょう。 ・・ 
 「4軸八原色の色立方体」は、本講義のメインテーマ(出発点でも)ありました。 具体的な色の配置や解析・応用など・・ は、これまでに何度も説明をしているので、・・(本講の初期 ((2010年4月頃 を参照) ここでは、これらの要点と、それらの相互の関係が分かるように説明したいと思います。

 (全色の取扱いと色配置)
 「色の構成や配置」については、古くから (色んな提案 ― 円板・円筒・角錐・二重円錐など・・ )が出され、論議もされてきましたが・・ 、いづれも(感覚的)なもので・・ 、理工学的な検証に耐えるものはありませんでした。
 これらの中で、色彩光(工)学から生まれた「RGBデータ」は、データの確実さ・全色データの扱い・利用の便宜・・など、ほぼ(完全な表示法)と思われ、利用されてきましたが。
 ←(色の感覚とデータ値が合わない面があって、一般の用途 (絵画など)には普及しなかった・・ )

 (RGBは全色完全表示)
 RGB方式の本来は、三原色のデータ配分を計算するための(数値データ)でしたが、・・ 
 筆者は、このデータを、直交三次元データと看做して立方体配置を試み、・・ 「色配置の立体(3次元)構造」 として可視化させることにしました。 ←(旧色彩は、極座標の回転角度と白黒軸で2次元です)
 ←(旧色彩では、色は元々から固定的に存在していたもので、配置(並べ方)を考えるだけで、配置の方向性や空間的な広がり・・ などは、およそ感知しないことだったのです。