色の立方体へ 


 色の立方体へ 
 頭脳からの出力は(波長分布の状態)を示すもので、まだ色ではありません。(L’、M’、S’)の3者を突き合わせて、(色)を決定する、(色変換装置)が必要になります。
 色は、画素単位なので・・ 、この変換装置は各画素に一つずつ存在し、画素内の情報 (色や明るさ)を纏めて、整理する・・ ものです。
 画素の総数は(100〜)万コ、程度なので、画素ネット(Mセンサーの範囲で形成されている?)毎にこの変換装置が配置されているようです。
 (映写スクリーン)
 つまり、色情報の元は、目が最初に光を受けて、網膜に出来る画面で(撮影用のスクリーン)に相当し、入力用の情報が集まったもの です、
 ここから、画素単位(範囲)内のデータが纏めて頭脳へ送られて、(情報の整理・解析)が行われ、(なおここの情報は 、 元の画素位置へ向けて送り返されます(まだここでは色ではありません) 
 頭脳からの出力情報は、画素のネット内の色変換装置に送られ(色や明るさなど・・)の情報となって(出力スクリーン)に、画素単位で並べられて、(完成画面)として保持されます。
 → (カラー画像の解析(図形や色の変化など)は、(入力データの解析だけでは不十分で)出力の完成画面が必要です 
 (アドレス指定を省略)
、頭脳が解析した結果の出力情報 (色や明るさなど) は映写スクリーン)の送られます。 この出力画面は、実際には(入力のスクリーン)に重ねられています。 ←(データの入力画面と出力画面が離れていると、個々のデータ扱い全てに、アドレス情報が必要になり、大変複雑になります)。
 画素を掃引する操作が(確実に繰り返されるなら)、出力データの配信を、データ入力に同期させれば、(複雑なアドレス情報の付加が省略出来ます)
 以上、信号の出入りが、ゴチャゴチャ しましたが・・ (興味のない人は、トバシテモ結構です)。
 次の、 色変換装置 (色立方体) の働きをシッカリ見て下さい。
 (色立方体の概説)
  変換された色出力の配置は、図に示すような色の立方体(正六面体)になります。
 * 立方体には、色の異なる8つの頂点があり、夫々を原色とします(8原色)。
 * 8つの色は、(赤と空)(緑と茜)(青と黄)(黒と白)の4組はお互いに(立体中心を対称点とする)補色の組合わせになっています。
 * この補色相互を結んだ、4本の(色軸)を考えます。 色頂点を中心(極大点)に周辺に他の色が取り巻いたようにみえます(ローカルからー)
 * 空間座標からは、色立方体の全域は、均一な色空間なので、距離と色変化は 直線的です
 * 立方体表面の正方形の座標地値では、 ある値が一定 (例えばLの値が最大値)になり(L面)と呼びます。(立体中心から、L面中心に向かうのが(L軸)です。 ←(色軸は斜めです、この軸は面に直角です)
 文字説明では、却って分かり難いので・・(掲載された 図面の色配置や色変化を見て下さい)
 色の立方体などは本講座の最も初期(2010年4月頃)に詳しく取り上げたものです)