混色について 


  (混色について)

 (加法混色)
 、隣接した 二つの光がピッタリと重なると(航海灯など)、(白く明るく)新しい色が合成されたように感じられるもので、「加法混色」と呼ばれています (テレビも同じ原理)。 しかし(光自体は、多重に照射しても変らない ※)ので、混色は、目の働きで(色が変わったように感じた)ものです。
 ※ 2つの波が出合って(重なって)も、交叉してそのまま進みます ←(波の普遍性) だから波は混合(色)しないのです、 →(これからは(重畳または合成) にしましょう。
 (直接光は見ない)
 私達が「物を見るとき、大抵は(物体表面の色)を見ています。明るい光源(太陽を直接見ることはナク ←(白く眩しいのはの危険を避けるため)で、直接の光で見えるのは(灯火程度)の弱い光に限られます
 (目の感度範囲とセンサー)
 目が覚めて これから、外の光を調べようとするとき、閉じた瞼を徐々に開いて、明るい方から→暗い方へと次第に感度を上げて、周囲の光の分布状況を探って行きます。
 、目が見得る明るさの範囲 (昼間の太陽の明るい景色から 〜 暗い夜の星空まで)は、非常に広い (26Lv程度)ですが・・ 今現在の (同時に見得る) 明暗の範囲は意外に狭く(6Lv)程度です。(目の感度範囲を)その場の明るさに合わせて変えて行くのです
 → いま見ている範囲で、最も明るい部分が白色で、それから(6Lv)範囲の色を見ますが・・それ以下の明るさは(黒色)で隠されて見え無いのです。
 →(明るい昼間の色の感度は、錐体センサーが受け持ち、夜の高感度は、棹体センサーが受け持つ、・・ とされていますが、・・ (筆者は、詳細な画像分解能や色の基準レベルなど・・ から、棹体は常に視覚の基準として働く、・・ と考えています)。
 (色や画像の組み立て)
 私達が、色や物の形を見るとき、その物だけを単独に見る、のではありません。 何時も、視野範囲の(画像全体を観察)して見ています。
 全体 (背景) の中に (明暗や色の違い) を見つけて、物の形や色を判定しています。
 色や画面の組み立ては・・ 、始めの背景は、棹体による明暗画像 (暗い星空レベル) が基準になり、その上に、次第に明るい色の画像が順次重ねて(点描画のように)上塗りされる・・ ようです。
 (混色や明暗は画素単位)
 目は、網膜の有効な範囲を(扇形?)グラフ用紙の升目(1〜数百万コ)のように分割し(画素)、単位で管理しています。 
 一つの画素範囲には、夫々複数個の錐体や棹体のセンサーが分布していて、夫々が集めた色の元データ (L・M・S)は,掃引順序に従って、頭脳の方へ送られるのです。
 → 明暗の値や色の情報は画素単位で扱われますが、  ここではまだ(LMS)の数値データで、色にはなっていません  (混色 →色判定は頭脳が行うのです)