色温度とエネルギー 


 色温度とエネルギー分布
 新三原色と言ったって3色円板の色はそのままだし色料ををセロファンに、変えただけ?・・(なんて簡単に考えた人は大間違い)、色の基本が違うので要注意です、 「色と光の基本」について、今一度見直すことにしましょう。

 (単一光はナイ)
 旧色彩では、三原色の配分で色が決まる、としてきました。 可視光域を3分割したように(3つの色域)に見えますが・・どの波にも色は無く、三原色の(単一光)は存在しませんでした。
 (色温度と波長分布)
 自然光(太陽や灯火など)は 熱擾乱による発光で、波長分布の様子は(色温度)で示されます。 波長範囲は非常に広く(可視光線範囲の観測で(色域)は見えず、(分布傾斜)が観測されるだけです。←(スペクトルの三色は、頭脳が色判定して出力時に指定したもので、入力光に色別はありません)。
 だから「光の色(演色性)は「分布の傾斜度」のことで、敢て帯域を言うなら(分布のピーク位置で)赤外線領域に拡がります。
 (色温度→傾斜度)は一連の大小関係だけで、帯域の(凹凸)はナイのです。
  (色温度は、上に重なる)
 熱擾乱の(熱源の部分)で考えて見ましょう。 その部分が(2000°K)とすると、色温度の応じた波長分布で電磁放射が行われています。
 いま(2千度→3千度)に温度が上昇すると、それに合わせて電磁放射のレベルが「より高く(強く)なります。
 温度変化による放射は、下位レベルの放射に自身の放射を(短波長側に)積み重ねたような形でになります(全域での上昇で、ある部分だけが突出するのではありません)

 (自然減衰型の分布)形)
 (外部からのエネルギーで、ピークの位置が(短波長側に)移動しレベルが押し上げられますが、 そのうち、電磁放射でエネルギーを発散して(自然に減衰して)ピークの(波長やレベル)は長波長側に移動して行きます。
 物体のの一部が温度上昇すると、そのエネルギー放射で隣接する部分の温度が上がり、辺りに広がるので、電磁放射の波長分布も末広がりの(減衰型)の分布になります。(単一波長はありません)
 色温度の上昇で、分布域のピークは、赤外域から次第に可視光範囲に近づき、さらに中に入ってきます → ピークの移動に伴い、分布傾斜も変わり(時計回り)ます。 

 今日の学習は、色温度・エネルギレベル・・などは一元的な単調な変化で、「色によって複雑に変化するもの」ではナイということです(三原色帯域を持ち込むな!)・・デス。