色紙の分光反射率 


 色紙の分光反射率

 先日からの 「色光の分布域」の話は如何でしょうか?・・ 、 これまでの解析で、 実際の「色光の分布範囲は、(可視光線範囲を、遥かに超えて広がっている、ので・・ 、 (可視光範囲からは、分布の傾斜)が見えるだけで、全体の分布や形(凸型)を見たり幅を決めることは出来ません。 ←熱擾乱光の範囲(200nm〜長波長側へはダラ下がりで限度不明)
 従来の色彩学(三原色)では、可視光範囲を3分割した(100nm程度の幅)としてきたものですが・・ 
 
 (分光分布図と比較)
 上の(左側8枚)の図は、「分光反射率」と呼ばれる図面で、太陽光に色紙を翳した時の光の様子です。
 (1) 白紙の場合、(ほぼ全域で光が返されたとして(これを基準の100%として、他の色の反射率を求めます)
 (2) 黒い色紙の場合で、全手の光が吸収されたとしています。
 ←(反射率の場合正確な値は求められないとして、色相環などでは(95%以上は白、15%未満は黒など・・ かなりラフな値です。)
 (3) 青色(長波長)光の場合です、右側のグラフでは、山形の分布が見えますが、センサー感度が高いため、実際の光レベルは低く(暗く)弱い光になりますす。 (この図のほか、空色・緑色の図でも)青色光の裾野が(広く赤色域までも)続いているのが見えます。)
 (4) 空色ですが、図は(青+緑)色光と思われます。 右の図でもレベル・形とも(青と緑の中間ぐらい)です。
 (5) 色並びの順から(緑色)としてますが、分布のピークが帯域中心に重なり、水平に広がったものです。
 (6) 黄色ですが、実際は(赤色+緑色)光です ←(本当の黄色はNtランプの光)
 (7) 赤い色紙の反射です、傾斜の端の部分で赤色域の分布は、もっと右に大きく広がるはずですが・・ (反射率や測定値がナイ)ので、この図では見えていません。
 (8) 茜色で、 明け方の空や夕焼けの終わりの色で、低レベルの青と赤が重なって出来る色です(従来の色彩では、紫色光は存在しないのです)