光強度と色
(同じ光が違って見える)
さて皆さん、昨日の話は如何?・・ (チョット可笑しい!)と思いませんか? 。
→ ・・そうです(外の光は変わらないのに)貴方の感度(※)次第で見える景色は色々に変わって行ったのです。 ←物の色や明るさや、辺りの光の(景色)は固定したものではなく、貴方の意思や感度(※)によって、変えられるのです。
※ ←(暗所や色光に慣れさせると容易に変えられる)
(分光分布と感度曲線)
「第1図}は色温度によって異なる分光分布(傾斜)を、感度曲線に重ねたものです。
* 赤色の光(色温度3千度)ぐらいの光源があったとします
* 光源が遠くで光が弱いと(Lセンサーの感度領域なの)で、赤色です「第3図」。
* 少し光源に近付いて明るくなると、M領域にも掛かるので、黄色です「第4図」。
* さらに光源近くで光が強くなるとS領域の感度も加わって、白色です「第5図}。
(太陽光と空の色)
太陽光の分光分布は、青緑域がピークで、赤色側に緩やかに下がり傾向(表示法で変わるが)です。
* 光が弱いときは、ピークだけがS感度に掛かるので、青色です。
* 少しレベルが上がると、Lセンサー領域にも掛かり、(茜色)になります。
* さらにレベルが上がると、M領域の感度も加わり(赤+緑)=黄色になります。
* さらに高レベルでは、M領域の幅が広くレベルも高く(緑が強く)なります。
* さらに高レベルでは、S領域の青レベルが高くなり(緑+青)=空色になります。
* さらに光の強い晴れた日中は、Sのレベルが最も高いので(青色)になります。
(白色飽和)
最後の図面は(、昨年12月14日付け)のダイオードによる加法混色実験の結果です。
3光を重ねて合成、白色光を作ろうしたものでしたが・・ 、(赤・緑・青)夫々の光でが単独でも、白飽和するので、「混色によって白変化したのでなく、「光のレベル(強度)変化で白くなった」ことが判りました。
このとき(青や緑は)低レベルで(白飽和)したのに、赤は強レベルで(黄色に変色した)のでした・・。
実験当時は、(光が白濁する理由)が解らず ←結果を置いてきましたが・・ 、前記のように、センサー感度と光強度の関係・・ 、だったのです。
☆☆ 以上、どんな光もその強さと、辺りの光の状態との関係で、見え方が違ってくる (物や光に色が着いて決まっているのではナイ)のです。