色の見え方 


 色の見え方
 (色の見え方)
 「色の違いがどうして出来るのか?・・」 について、これまで詳しく掘り下げてきましたが、・・ 、
 「その場を照らす光源光 (の色温度) が 全体的な(色の範囲や傾向) を決めました。
 私達は、画素単位で色を感じますが・・、画素の色は画素内の物 (夫々が固有の波長特性を持つ) が返す光の集計値でした。
 つまり、物が見える根源は、光が有ることで、光の波長分布が色の強度や色種の範囲を決めます、が・・ 、光があっても、物が光を反射しないと色は見えないので、色が見えるか否かを決めるのは (物体の存否・配置) と言うことになります。
 (色の順応・補正)
 しかしこの侭では、入力光の変化に合わせて物の色が変化します。 ←(太陽に雲が掛かったり、木陰で明暗が変わる、度に色が変わっていては不便です)、
 そのため、色や明暗に対する (順応) 機能があり・・ ) 物の色が(ある程度固定しているように見える) 機能になっていました。

 (今日の図面は、左上から右へ、 太陽光、電灯光、Ntランプ、蛍光灯
              
 ??? (色の配置は直角) ???
 (ちょと話が外れますが、ギモンは溜め込まないで明らかにして行きましょう)
 従来の色彩学で「色は円環状の配置」だったのに・・ 、新色彩では 「正立方体 (ま四角)」 がどうしても馴染めない・・ と言う人が多いようです。
 (6色色相環
 従来の色彩学の、色相環はすべて、(三原色+3補色の6色原色)が元になっているようです。
 (6色色相環)は、元の三原色は相互に混色が可能だから、・・ 色と色の間を混合色で埋めて(6色に→12色に→・24色に→・・ と)順次補間をすれば、連続色環が創れる・・ と言う発想です。
 三色は相互に混合可能だから隣接の色と混合・・までは良いのですが・・。次の6色の時点で、(色の明暗を無視した)暴論を押し通しました(※)。
 ※ ←(例えば、赤と緑の中間色は、(赤+緑)/2 の筈なのに(黄色)と決め付け(明暗を無視) しました、。
 ←従って(色が円板状に拡がる)、→(6色色相環)は(全く架空の話で)実在しないものです。
 (新色彩の色立方体)
 理論としては、立方体なので、説明の通り、頂点では角が出来るのが正常です。
 先日 (12日) の [色空間の図} のよう,に、色の概念は、球形に広がった物が良いのですが・・ 、実際の色や配置(簡明で多様な表示)として「色に三次元」が選ばれたものと思われます。
 図のように、理論的に正確な、位置決めをすると、・・ (原色など)頂点では(角が立つ)ことになりますが・・ 実際の色の配置や分布は、曖昧な形で丸みを帯びたものになっています。
 (単一光はナイ)
  光は物ではないので、元々正確な形を持つものではありません。 概念としての色域(空間)球形(色は立体角)で正しいのですが、色配置に直交3次元方式を採ったので直方体になったのです、
 また頂点は原色光と言っても(光は元々、近接波長光が多く集まった) もので、単一波長の光は有りません ←(同一波長の波を重ねるには大きなエネルギーが要る)。
 「一つの光」 と言っとき、それだけで(ある程度の帯域幅やレベル幅を持った)波の集まりで、分布が球形(虫や鳥の集団のように)で、ハッキリした境界を持たない、と思って下さい。